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交流戦で優勝したチームは、リーグ優勝も飾っているのか。今年の交流戦は東京ヤクルトが優勝

宇根夏樹ベースボール・ライター
東京ヤクルトの交流戦優勝は4年ぶり2度目 June 19, 2020(写真:アフロ)

 6月11日、東京ヤクルト・スワローズは、7対4で福岡ソフトバンク・ホークスを下し、4年ぶり2度目の交流戦優勝を決めた。6月12日に東京ヤクルトが敗れ、交流戦2位の阪神タイガースが勝っても、13勝5敗(勝率.722)と12勝6敗(勝率.667)なので、順位は動かない。3位以下の10チームは、残る1試合の勝敗にかかわらず、勝率.600に届かない。

 過去に、交流戦で優勝した16チームのうち、シーズン全体でリーグ優勝を飾ったのは、半数の8チームだ。

筆者作成
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 交流戦で優勝したチームとは異なるリーグ――今年の場合はパ・リーグ――の6チームのなかで最も高い勝率を記録したチームも、リーグ優勝は16チーム中9チームなので、半数プラス1チームに過ぎない。

筆者作成
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 ただ、交流戦において、セ・リーグの6チーム中、最高の勝率を記録したチームは、リーグ優勝が9チーム、2位が3チーム、3位が4チームだ。4位以下に終わったチームは存在しない。

 一方、パ・リーグでは、セ・リーグとは違う結果が出ている。リーグ優勝が8チーム、2位が2チーム、3位が1チーム、4位が3チーム、5位と6位が1チームずつだ。

 また、今年の場合、パ・リーグの6チーム中5チームが、交流戦で同じ勝率を記録する可能性もある。6月12日に千葉ロッテ・マリーンズと福岡ソフトバンクが敗れ、オリックス・バファローズ東北楽天ゴールデンイーグルス埼玉西武ライオンズが勝つと、5チームとも9勝9敗の勝率.500となる。残る1チーム、北海道日本ハム・ファイターズは、すでに負け越しが確定している。ここまで7勝10敗だ。もっとも、あと1敗しても、交流戦最下位にはならない。広島東洋カープは、5勝12敗だ。

 なお、同じシーズンに、交流戦優勝→リーグ優勝→日本シリーズ優勝は、5チームが成し遂げている。2005年の千葉ロッテ、2011年の福岡ソフトバンク、2012年の読売ジャイアンツに、2015年と2017年の福岡ソフトバンクがそうだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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