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今週は"秋の空気"が南下!半袖と長袖の境目は??秋の「今日何着ればいい?」を解決:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
24日9時の予想天気図(気象庁HPより)。秋雨前線が南下し秋の高気圧が通過する。

24日は大陸から進んできた高気圧に覆われるところが多く、西日本太平洋側などの一部を除いて広い範囲でさわやかに晴れる見込みです。

今週は特に関東以北では30度を超える日が少なく、「そろそろ長袖…?」と悩む時期に入ってきました。
何度から長袖にすれば洋服選びに失敗しないで済むのか、各地の気温の見通しとともに気象予報士が解説します。

広く秋晴れ、西日本太平洋側は激しい雷雨も

24日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成。
24日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成。

24日は、これまで各地に秋雨をもたらした前線が南へ下がり、秋の高気圧に覆われるところが多くなるでしょう。

ただ、この高気圧の縁(ふち)を回る湿った空気が流れ込む九州南部や四国、紀伊半島では雨が降りやすく、激しい雷雨になるところも。
また低気圧の雲がかかる南西諸島でも一部雨が降るでしょう。

何度から長袖?今週の見通しは

人によって暑がりだったり寒がりだったりと多少の差はありますが、おおむね半袖と長袖の境目は25度くらいだと言われています。
25度以上なら半袖の方が快適で、25度未満なら長袖の方が快適な人が多いということです。

たとえば今週の東京は、最低気温が20度前後で、特に今日24日・明日25日(水)に関しては最高気温も26~27度しかないので、25度を超える時間が非常に短くなります。
そのため今週前半は長袖でちょうどいいですが、後半になると25度を超える時間がだんだん長くなってきて半袖もまだまだ必要、という具合です。

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

一方、名古屋から西ではまだまだ30度を余裕で超える日が多く、半袖が必要な日の方が多くなりそうです。
朝晩だけ25度を下回る日が続くので、朝早くや夜遅くに外を歩く時間が長い人は上着を用意して調整しましょう。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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