ロシアワールドカップの観戦ツアーを徹底比較! 最もリーズナブルなツアーはどれか?
ロシアワールドカップ開幕まで3カ月を切った。旅行代理店主催のサッカー日本代表応援パッケージツアーがほぼ出揃ったので、主要各社のツアー価格を比較してみる。
1試合観戦ツアーの最安値は30万円前後
まずは1試合観戦ツアーについて検証する。
価格面で比較すると、6月19日(火)の日本対コロンビア戦、6月24日(日)の日本対セネガル戦は、サポ村が最安値だ。モスクワまでのフライトは別料金だが、それぞれ成田からの3月時点の料金だと、往復11万円台から13万円台で航空券が購入可能だ。
6月28日(木)の日本対ポーランド戦はサンワールド・ツアーズが最安値だが、ベトナム経由の便となり、往路は空港のラウンジで1泊する形になるのが気掛かりだ。
複数試合観戦ツアーはサポ村が圧倒的にリーズナブル
2~3試合観戦ツアーで比較すると、サポ村がとにかく安い。
例えば第1試合のコロンビア戦、第2試合のセネガル戦の2試合を観戦するツアーだと、別料金のモスクワ往復券を加算しても50万円前後で、JTBの120万円ツアーと比べると半額以下だ。
ただし、サポ村は原則モスクワの空港で現地集合となるので、経由地の空港で自力で乗換ができる程度に海外旅行慣れしている人でないと、難しいだろう。
また、各社のツアーでどの都市のホテルに泊まるかは是非事前に確認したいところだ。たとえば第1戦コロンビア戦の観戦ツアーの場合、開催都市サランスクの人口は約30万人でホテルが極端に少ないため、各社ともにサランスクから離れた都市にホテルを確保している。
- サポ村とパーパスジャパンはリャザン(サランスクからバスで6時間)
- 西鉄旅行はアルザマス(サランスクからバスで3時間)
- JTBとHISはペンザ(サランスクからバスで3時間)
- サンワールド・ツアーズは寝台列車を予定
加えて、全てのツアーにおいて、試合の観戦チケットは別途自分で手配する必要がある。「パッケージツアーなのにチケットは含まれないの?」と疑問に思う人がいるかもしれないが、FIFAは2014年のブラジル大会から旅行代理店に観戦チケットを卸さなくなったのだ。自力で観戦チケットをFIFAの英語サイトから購入する必要がある。
今回のツアー比較はあくまで旅行代金に焦点を当てて検証した。ホテルのグレードや各種サービスの品質については比較対象に入れていないので、申し込む前に今一度各社のサイトをチェックしてほしい。
個人手配でロシアに行こうと考えている方は、弊書「ロシアワールドカップへの行き方」を参考にしてほしい。