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リーグ1の助っ人右腕を攻略 釜山ロッテの26歳がプロ初の満塁弾<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
自身初の満塁弾を放ったキム・ジュンテ(写真:ロッテジャイアンツ)

12日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツ-NCダイノスは4-2でロッテが2点リードの6回裏、NCの先発でリーグトップの11勝を挙げているドリュー・ルチンスキー投手から、ロッテは無死満塁のチャンスを作りました。

この場面で途中から出場の8番キム・ジュンテ選手は、ルチンスキー投手が投じた初球のカーブを狙い打ち。高く上がった打球は放物線を描いてライトスタンドに飛び込みました。

プロ9年目、26歳の捕手キム・ジュンテ選手の今季3号、自身初の満塁ホームランでロッテは8-2とリードを広げ、ルチンスキー投手をマウンドから降ろしました。

試合は8-4でロッテが首位NCを下して6連勝。貯金を4としてKTウィズと入れ替わり、7位から6位に浮上しています。

◆「NCとKIAで2対2のトレード」

試合中の夜9時半過ぎにNCダイノスとKIAタイガースから2対2のトレードの発表がありました。NCからKIAへチャン・ヒョンシク投手、キム・テジン内野手、KIAからNCにムン・ギョンチャン、パク・チョンス両投手がそれぞれ移籍します。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

7回表、3番オ・ジェイル選手の代走で出場。その裏からライトの守備に入りました。9回表、無死満塁で打順が回り、結果はピッチャーフライでした。試合は15-8でサムスンライオンズに勝利しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月12日(水)の結果

・LG 8- 0 KIA(チャムシル)

 勝:イム チャンギュ

 敗:ブルックス

・キウム 3- 2 ハンファ(コチョク)

 勝:チョ サンウ

 敗:キム ジョンス

・KT 2- 11 SK(スウォン)

 勝:パク チョンフン

 敗:クエバス

・サムスン 8- 15 トゥサン(テグ)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:チェ チェフン

・ロッテ 8- 4 NC(プサン)

 勝:ストレイリー

 敗:ルチンスキー

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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