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【葛飾区】白いスイレンの花々が水面に映える!花菖蒲も早くも開花!水元公園を彩る初夏の花々

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

五月の風が吹き渡る水元公園では、小合溜や園内の池で、スイレンの花が咲き始めています。水面にたくさん浮かんだ可憐な花は、来園客の注目の的。また、菖蒲田では早くも艶やかな花菖蒲が咲き始めています!
(写真はすべて2024年5月9日撮影)

水元大橋付近に広がるスイレンの群生
水元大橋付近に広がるスイレンの群生

園内中央部の「噴水広場」から、小合溜に架かる水元大橋を南へ渡ると、岸辺近くの水面にスイレンの葉が群生している様子が見えてきます。つやのある丸い葉の間には、スイレンの花がいっぱい。とがった白い花びらを空に向かって花開く姿が、とても優美です。

橋の近くで咲くスイレン
橋の近くで咲くスイレン

橋を渡った目の前には「花菖蒲園」が広がっています。小合溜に沿ってのびる菖蒲田では、早くも白や紫の花菖蒲がぽつりぽつりと開花中。花びらが垂れ下がる大輪の花菖蒲は、数輪咲いているだけでもぱっと目を引きます。菖蒲田全体が本格的に見頃を迎えるのは6月上旬頃。今から待ち遠しいですね。

花菖蒲園の看板が立つ菖蒲田
花菖蒲園の看板が立つ菖蒲田

咲き始めた花菖蒲
咲き始めた花菖蒲

小合溜と菖蒲田の間にのびる遊歩道を南へ歩いていくと、小合溜の南の角から岸辺にあずまやが建つエリアの水辺にも、スイレンの群生が広がっています。白いスイレンがたくさん咲く水辺から、小合溜のむこうの水元大橋やポプラ並木を眺めると、清々しさでいっぱい。清楚なスイレンが、雄大な水景色によく似合います。

小合溜の南の角付近に咲くスイレン
小合溜の南の角付近に咲くスイレン

印象派の絵のよう
印象派の絵のよう

このエリアのスイレンは、コンクリートの護岸のすぐそばでも花を咲かせているため、来園客に人気です。この日もカメラやスマホを手にした人々が、水面に浮かぶスイレンを近くで撮影していました。繊細な花びらや黄色のおしべやめしべを、スマホでも真上からはっきり撮れるのが魅力です。お試しになる際には、スマホを誤って水に落とさないようにしてくださいね。

護岸の近くで咲くスイレン。スマホで花の中心部を撮影できる
護岸の近くで咲くスイレン。スマホで花の中心部を撮影できる

花菖蒲園の中心部にある「睡蓮池」でも、白やピンク色のスイレンが咲いています。小合溜のスイレンは水面に浮いているような花を咲かせますが、こちらの池のスイレンは、水面から茎を伸ばして少し立ち上がった状態で花を咲かせます。

睡蓮池
睡蓮池

水面から少し立ち上がった状態で花を咲かせるスイレン
水面から少し立ち上がった状態で花を咲かせるスイレン

睡蓮池や、隣の八つ橋が架かる菖蒲田は、ダイサギやコサギがしばしば狩りをする場所。白いスイレンが咲く池に、真っ白なサギが舞い降りると、なんだか神々しくて目を見張ってしまいます。水元公園らしい景色です。

睡蓮池に降り立つダイサギ
睡蓮池に降り立つダイサギ

春~初夏のダイサギの目元は青緑色の「婚姻色」になる
春~初夏のダイサギの目元は青緑色の「婚姻色」になる

この週末は、水景色に彩りを添えるスイレンの花を見に、水元公園を訪れてみてはいかがでしょうか。優雅な花姿に癒されます。なお水辺で花を見る際は、足元には充分にお気を付けくださいね。

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「はなしょうぶ園」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行)
公式HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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