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本当は怖い「自律神経失調症」の『予防』に効果的な方法とは?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

「不安や心配事でいつも気持ちが沈んで頭が痛い」

「季節が変わるごとに風邪を引いてしまう」

「新しい環境に適応するのに膨大なエネルギーを使いクタクタ…」

など生活をしていると、心身を疲弊してしまうことは誰にでもあるかと思います。

しかし、疲れやストレスを溜め込み過ぎると自律神経が乱れやすくなり、心身にさまざまな不調をきたす自律神経失調症になる可能性が高まります。

自律神経失調症は医学的な病名ではなく、交感神経と副交感神経が崩れた時に起こるさまざまな不調を総称したものです。

自律神経失調症になると、自力で治すことが難しいため、自己判断はせず必ず医師の指導の下で、症状の改善を図るようにしましょう。

今回は、自律神経失調症を予防するために自分でできる対策と、気になる症状が表れた時にどうすれば良いのか?について考えてみたいと思います。

自律神経失調症予防に効果的な方法とは?

人間の体は、日中は活発な行動ができるよう交感神経が優位に働き、夜は心身を休めるために副交感神経が優位になる仕組みがあります。

しかし、本来のリズムに反した生活を送っていると自律神経は乱れてしまい、自律神経失調症になる可能性が高まります。

自律神経失調症を予防するには普段から規則正しい生活を心がけ、心と体の両方に良いことを取り入れて生活することが大切です。

では、効果的な予防方法についていくつか提案したいと思います。

・生活リズムを整える

生活リズムが整うと、体内のリズムも整い自律神経のバランスも整います。

起床の時間を一定に保ち、食事は朝昼夕と3回バランス良くとりましょう。

適度な運動を心がけ、疲労を感じたら早めに休むようにしてくださいね。

・眠りの質を整える

理想的な睡眠時間は個人差があるため、一概にはいえませんが、現代人は慢性的な寝不足になっている方が多いと言われています。

自分に合った睡眠時間や睡眠方法をとるだけでも、自律神経失調症予防には効果的です。

また、眠りの質を整えるには、寝る直前に食事をしたり、お酒やコーヒーを飲んだりしないようにしましょう。

・食生活の改善

自律神経失調症予防のために、食べ物にも注意を払うことが大切です。

アレルギー体質であればなおさらですが、添加物が多く含まれる食品や塩分の多い食品、激辛の食べ物、カフェインなども刺激となり自律神経を乱してしまう恐れがあるため、摂り過ぎには注意が必要です。

日頃から、炭水化物、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどバランス良く摂取することを心がけましょう。

・入浴方法の見直しをする

38度から40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかり、疲労を回復させましょう。

リラックス効果もあるため、入眠効果を高めることができます。

熱いお湯につかると、交感神経を刺激してしまうため、眠りの質を高めたい場合は注意してくださいね。

・気温や湿度によって服装を調整する

季節の変わり目は、朝晩の寒暖差が大きく体温調整が難しい時期でもあります。

その時々に応じた服装で、体温を調整するよう心がけましょう。

暑さや寒さを感じるのにも個人差があるため、周りに左右されず自分で随時、体調や体質、環境に合うと思う服装を選択するようにしてくださいね!

・ストレスを発散する

自律神経が乱れる大きな要因はストレスだと言っても過言ではありません。

しかし、ストレスを感じることなく生きていくことはできないので、自分なりのストレス発散法をいくつか持つようにしましょう。

「ぬるめのお湯につかること」「適度な運動をすること」「美味しいものを食べること」「毎日の服装を選ぶこと」など、日常生活の中で、楽しみを持つと良いでしょう。

自律神経失調症を疑った時は?

ここからは、自律神経失調症の症状が表れた場合、どう対応すれば良いのか?について考えてみたいと思います。

自律神経失調症の主な症状は「眠れない」「疲れがとれない」「頭痛」「便秘や下痢」「情緒不安定」などがあります。

これらの症状が表れた時は、自己判断はせず、すぐに医師に相談するようにしましょう。

また、上記であげた症状以外にも自律神経失調症の症状は多岐に渡るため、他の病気である可能性もあります。

また、その場合は治療法も異なるため、まずは医療機関を受診し診断名をはっきりとさせる必要があります。

自律神経失調症を疑った時の対応について、以下にポイントをまとめておきます。

・必ず医療機関を受診する。

・医師に「いつごろから」「どのような症状」が表れたのか、できるだけ詳しく伝える。

・治療方針についての詳細を医師から聞く。

まとめ

今回は自律神経失調症の効果的な予防法と、症状が表れた時にとるべき行動についていくつかまとめてみました。

季節の変わり目は自律神経が乱れやすくなるので、各自、今回紹介した予防法を活用し健康な生活を送るように心がけましょう!

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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