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韓国大統領選のジンクス通りならば野党の尹錫悦候補が当選か!

辺真一ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
李在明候補(左)と尹錫悦候補(李氏と尹氏のHPから筆者のキャプチャー)

 韓国大統領選挙が15日に公示され、各候補は来月9日の投票日に向けて選挙活動を本格化させた。

 今回の大統領選挙は与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補と保守野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソッキョル)候補との一騎打ちとなっており、大接戦を演じていると伝えられている。

 どちらが勝つか予断を許さないほど伯仲状態にあるのは確かだが、韓国の大統領選挙には幾つかのジンクスがある。そのうちの一つが、公示直前の世論調査の支持率でリードしている候補が当選するとのジンクスである。

 一例として、前回(2017年5月)の大統領選挙では文在寅(ムン・ジェイン)大統領が41%の得票を得て、当選したが、文大統領は公示直前の世論調査でも41%と、2位の安哲秀候補(30%)を11%もリードしていた。では、今回はどうか?公示前の世論調査の結果をみると、尹候補がどの調査でも李候補をリードしていた。

 その1 「韓国リサーチ」の調査(12~14日実施)

 尹候補42.4% 李候補41.9% 安候補8.2%

 その2 放送会社3社(「KBS」「MBC」「SBS」)合同調査(15~16日)

 尹候補39.2% 李候補35.2% 安候補8.1%

 「次期大統領には誰が当選すると思うか」との質問に対して尹候補46.3% 李候補40.0%となっていた。

 その3 「リサーチビュー」の調査(15~17日)

 尹候補48.0% 李候補39.0% 安候補7.0%

 その4 「韓国ギャラップ」の調査(15~17日)

  尹候補41.0% 李候補34.0% 安候補11.0%

 

 その5 「エムブレインパブリック」「ケイスタト(Kstat)等4社の共同調査(14~16日)

 尹候補40.0%、李候補31.0% 安候補8%

 これまで尹候補はこの4社の調査では一度も李候補を上回ったことがなかった。

 ジンクスとおりならば、尹候補が当選することになる。

(参考資料:保守野党の尹錫悦候補が与党の李在明候補に支持率で差を付ける!TV討論後の世論調査で判明)

(参考資料:投票日まで1か月に迫った韓国大統領選挙 世論調査では劣勢の与党・李在明候補の逆転への5つの条件)

ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

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