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スカイマークに対抗するには? (1)胸元も見せる、(2)着物テイストの導入、(3)警備服に統一

大宮冬洋フリーライター

●今朝の100円ニュース:「CAミニスカ とんだ騒動」(朝日新聞)

整った顔立ち、生き生きとした表情、つややかな肌、手入れの行き届いた髪、ぜい肉がなくバランスの取れた体、控えめだけどセンスの良い服装、かすかな香水の匂い……。美人が近くに来てくれると細胞が活性化するほどうれしくなる自分がいる。同世代の女性だと一番うれしいが、性別や年齢に関わらず外見的に美しい人はありがたい。一緒に遊んでいるだけで、誇らしいような引け目を感じるような気分になってしまう。

近寄るだけで僕を含めた多くの人に快感を与えることができるのだから、美人であることは大きな武器だと思う。コミュニケーション能力がますます求められる中、男女を問わず美容には気を使わざるを得ない。美人ではない我が身でも、太りすぎないように気をつけ、毎日風呂に入り、身だしなみを整えることは必須だ。せめて相手に不快を与えないように。

客室乗務員(CA)の主務は乗客を安全に送り届ける保安業務だ、などと言われているが、実際の航空各社は美人を揃えている。安くはない運賃を払ってくれる乗客に対して、「美しさの快感」を提供する意思は明らかだ。

スカイマークのミニスカート新制服が話題になっている。これが航空会社ではなくて飲食店だったら、「駅前にまた新しいセクシー居酒屋ができたね」ぐらいのおしゃべりネタにしかならなかっただろう。高級で上品なイメージを先行させてCAが持つ性的魅力は押し隠していた航空業界の常識を破ったことで全国的なニュースになった。今朝の朝日新聞では、70年代のJALとANAのミニスカート制服やシンガポール航空などの民族衣装制服などの写真をわざわざ掲載している。読者サービスとしか考えられない。

ひざ上15センチというワンピース型のミニスカートで勝負をかけてきたスカイマークに制服で対抗するには、3つの選択肢しかない。(1)脚だけでなく胸も強調したデザインでセクシー路線を追求、(2)動きやすい着物(袴?)で上質な美を体現、(3)パンツスーツや警備服姿で保安業務に集中、である。

(1)にするならば、セクシー居酒屋のように「追加料金を払えばお触りOK」などの付加サービスが可能となる。やり過ぎ防止と保安業務は「黒服」たちに任せればよい。(3)を選ぶと、CAが女性である必要もなくなる。警備員のおじさんたちが巡回ついでにお茶や食事も出してくれる空の旅だ。

個人的には(2)が狙い目だと思う。普通の着物は動きにくいので、着物の生地を上手に使った洋服でも良い。民族衣装っぽい服は不思議な威圧感があるため、セクハラは減るはずだ。外国人客には喜ばれて搭乗率アップ。一石二鳥である。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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