【京都市】年末年始に!ディープな京都を味わいつくす本3選
年末年始、せっかくのまとまったお休み。
旅行や帰省で京都を訪れる方も多いのではないでしょうか?
寺社仏閣巡りや美味しい京料理を堪能するのももちろん良いですが、今年はもっと深く「京都」を知ってみませんか?
地理・歴史・小説…様々な角度から京都に触れることで、今までとは違った京都の魅力を発見できるはず。
観光案内だけでは絶対にわからない、ディープな京都を味わいつくす本を3冊ご紹介します!
① 京都の食文化を「麵類・丼物」から紐解く!
加藤政洋、〈味覚地図〉研究会『京都食堂探究 ー「麵類・丼物」文化の美味なる世界』
きつねうどん、しっぽく、けいらん、のっぺい、ちゃんぽん、衣笠丼、木の葉丼、カレー丼……
京都の食堂は歴史の中で、「麺類・丼物」を中心にして独自の発展を遂げてきた。うどんも丼物も中華もある京都食堂の魅力とは?
地理学者たちが店に足を運び、味わい、観察し、文献を渉猟して、謎多き京都食堂文化に迫る。
② かつて都に生きた人びとの暮らしと営みに思いをはせる
小林丈広・高木博志・三枝暁子『京都の歴史を歩く』
観光名所の賑わいの陰でひっそりと姿を消す町屋の風景。
雅な宮廷文化、豪奢な桃山文化に彩られた「古都」のイメージが流布するなか、つのるのは違和感ばかり。これが、京都なのだろうか……。
15のコースをめぐり、本当の京都に出合う小さな旅へ。
かつて都に生きた人びとの暮らしと営みに思いをはせる。
③ 小説で旅する京都
原田マハ『異邦人』
「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。
たかむら画廊の青年専務・篁一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。
妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。
強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが……。
彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。
まとめ
今回は、年末年始に読みたい、ディープな京都を味わえる本を3冊ご紹介しました。
京都の魅力は、観光名所だけではありません。
食、歴史、文化…様々な角度から京都に触れることで、新たな発見があるはずです。
年末年始のゆったりとした時間に、読書で京都を旅してみませんか?
ぜひ、あなたにとって最高の1冊を見つけて、京都をもっと深く楽しんでくださいね!
場所:
鴨川デルタ
京都府京都市左京区下鴨宮河町