（YouTubeへのリンクです）→ スクーターを左に傾けるとエンジン「ヤバイ音」が鳴る!? 目覚まし時計のような音の原因はコレでした！

レストアしたホンダのトゥデイ（AF61）で、 オフロードコースで遊んだのが前回までのあらすじ。

いくら調子いいからって河川敷の凸凹道を走ったのがまずかったのか、エンジンから変な音がでるようになりました。

まず普通にエンジンは始動します。

そんでもって、 まっすぐな状態と右に傾けた時は問題ないのですが、

エンジンをかけたまま左側に傾けると

ガリガリと言うか、カラカというか･･･

ジリリリリリリリリリリリリリリッ　っと、まるで目覚まし時計かのような音がします。 聞くからにヤバそうな音。すぐにでもエンジンが壊れそうです。

そんなわけで今回はその原因を探っていくのです。

容疑者① 空冷ファン

エンジンが回転してる状態で 断続的な接触音がでることから、最初は強制空冷ファンを疑いましたが　・・・　結果はシロ。

特に問題はなさそうでした。

容疑者② フライホイール＆ジェネレーター

ついでにフライホイールを外してジェネレーターをチェック。ひょっとしたら配線が外れて当たっているのではと思ったのですが、こちらも問題なし。 特に削れた跡もなかったので、全く関係なさそうです。

ここで困りました。

てっきり空冷ファンが異物にあたって音が鳴ってるのかと思っていたのですが、そうじゃないとすると他に原因が思い当たらないのです。もっと不思議なのは、なぜ左側だけ音がなるのか？　

考えても埒が明かないので、左側のベルトケースも開けてみることにしました。

変速機も正常に作動してるようで、ここにも問題がないように見受けられたのですが、試しにバイクを傾けてみると･･･

「ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリッ！！」

原因を発見しました～！！！！

わかった、わかりました。原因がはっきりとわかりました！

異音の原因はコレ、スターターピニオンでした。

このスターターピニオンの役割は、 スターターモーターの回転をドライブフェイスに伝えるのが仕事。

セルモーターが回って回転した時のみ先端のギアがせり出して、ドライブフェイスに噛み合います。そしてセルモーターが止まった時はスプリングの力でギアが戻る仕掛けになっているのですが、 その動きが悪くて 歯車が出っぱなしになっていました。

そんなわけで、バイクが右に傾いている時は引っ込んでいるのですが、 HIDE に傾くとズリズリとせり出してきて、 ドライブフェイスの歯車とニアミスを起こしていたようです。

原因が分かってしまえば簡単なわけなのですが、これは予想ができませんでした。

ちなみにこのスターターピニオンは新品交換が前提らしいです。分解して洗浄するという手もあるのですが、根本的な解決にならなかった場合再びトラブルを起こしかねないので、 推奨されてないようですね。まぁそりゃそうか。 低回転だったら音がなるくらいですんでますが、高回転で接触した場合、ギアを破損して エンジン内部を傷める可能性があります。

そんなわけで同様の異音が出ている皆様、 大人しくバイク屋さんに持って行った方が無難だと思われます～！！！

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