【京都市】下京区 新撰組ゆかりの『太鼓楼』が「西本願寺」の境内角に!
『西本願寺』の花屋町通と堀川通が交わる交差点の角に『太鼓楼』というのがあるのをご存知でしょうか?
京都駅からも歩いていける、「お西さん」としても親しまれている「西本願寺」さん。浄土真宗本願寺派の本山です。
本尊は阿弥陀如来、世界遺産に認定されてます。新しくなった「日暮し門」の異名をもつ国宝「唐門」は必見です!
過去記事参照→ 約40年ぶりに修復された鮮やかな国宝『西本願寺』唐門
創建年代は1272年で、親鸞上人によって開かれた浄土真宗の教えを説く総本山です。
その一角に、実は貴重な歴史的施設「太鼓楼」がある事をご存じでしょうか?
「太鼓楼」は1789年(寛政元年)に建立されました。
「太鼓楼」は江戸時代に周辺に時刻を告げていたと伝わります。1950年代まで人々に時を知らせるため大きな太鼓の音が時をしらす為に鳴り響いていたそうです。
幕末には「太鼓楼」は『新撰組』が2番目に屯所としました。新撰組は1864年の池田屋騒動以降は隊士が増え、壬生の屯所では手狭になったことから、翌年1865年3月から西本願寺を本陣としたそうです。
西本願寺境内に「新選組本陣」の看板を掲げ、北集会所として太鼓楼を拠点にしていたそうですよ!
「太鼓楼」は、2014年(平成26年)9月18日に国の重要文化財に指定されました。
西本願寺のもう一つの楼閣「飛雲閣」はしばしば特別公開されますが、こちらの太鼓楼は一般公開されません。
「見張り」として使われていたと言われる高窓を外から見るだけでも幕末の歴史を感じることができますよ!
西本願寺
場所・・・京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル門前町60