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無駄遣い、浪費癖の治し方。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「浪費癖の治し方」についてお話したいと思います。
と、その前に、消費と浪費の違いについてお話しいたします。

まず、消費とは、
ご飯を食べるための食費、水道料金や電気代などの光熱費や家賃、移動をするための交通費など、生きていくために必要なお金です。支払った金額に対して、それに見合った価値や効果を得られるのが消費です。

次に、浪費とは、
簡単にいうと無駄遣いです。支払った金額に対して、それに見合った価値や効果が得られないのあれば、それは無駄遣いであり浪費といって差し支えないかと思います。

よって、浪費を防ぐための方法ですが、
買う瞬間に、「これ使うかなあ。いつ使うかなあ。どのくらい使うかなあ?」と考える癖をつけると良い…ということになります。
さらに、「この物というか体験は、支払うお金に見合った価値や効果を得ることができるなあ」と考える癖をつけると宜しいかと思います。
そして、手に入れたいものが見つかったら、一晩、寝かせて、次の日になって、それでも欲しかったら買う…という習慣を身につければ、なおいいかと思います。

そうすれば、浪費癖は直ります。

「いやいや、そんなことわかっているよ。それができないから苦労しているんだよ」と仰る人に伝えたいのですが、つい不必要な物を買ってしまうという衝動性は、ストレスをたくさん抱えているとコントロールすることが難しくなってしまいます。

よって、「自分は今、ストレスを抱えてはいないだろうか?」と振り返り、ストレスを抱えているようだったら、そのストレスを対処することから始めて頂ければ宜しいのではないかと思います。そうすれば、衝動性をコントロールできるようになり、浪費癖は直ります。

ストレスに対処する方法は、次の3つです。
1.ストレスそのものをなくす。
2.考え方を変え、ストレスをストレスと感じないようにする。
3.お金を使わないストレス解消法を別に見つける。←ここは、特に重要です。

その他、淋しかったり、空しかったりすると、お金を使いたくなってしまう人もいます。お金を使う瞬間、その瞬間の快感(ドーパミンという幸せホルモンが脳内で放出)でもって、自分の抱える淋しさや空しさがごまかされるからです。

だから、淋しさや空しさを抱えてらっしゃる方は、その淋しさや空しさを、人間関係の充実で埋めていく努力をされたほうがいいかと思います。そう、淋しさや空しさというものは、人とのつながりで、解消されていくものなのです。

あと、日ごろから、脳という臓器を健全に保つ努力が必要かと思います。そうすれば、あなたの浪費癖は直ります。

脳という臓器を健全に保つ方法は、良質な睡眠を取ること、身体にいい物を食べ、身体に良くない物は食べないこと、適度な運動をすること、です。

最後に、小遣い帳をつけると良いかと思います。そうすれば、浪費癖は、高確率で治ります。でも、「子どもでもあるまいし、小遣い帳なんていちいちつけてられるか」という意見もよく聞き、実践するのは簡単ではないようです。
よって、あなたには、小遣い帳は、浪費癖を治す強力な方法であるということだけでも知っておいて頂けたら幸いです。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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