ヤンキースに一桁の背番号が復活。「1」から「9」はすべて欠番だが…
ニューヨーク・ヤンキースに、一桁の背番号が復活する。正確に言うなら、新たな一桁の背番号が誕生する。3年2700万ドルでヤンキースに入団したアダム・オッタビーノが、今シーズンから背番号「0」のユニフォームを着てマウンドに立つ。
2014年を最後にデレク・ジーターが引退し、ヤンキースから一桁の背番号は消えた。「1」と「3」~「9」と同じように、ジーターの「2」も2017年に欠番となった。
また、これまでヤンキースに背番号「0」はいなかった。オッタビーノはラストネームのイニシャル「O(オー)」に見立てて、2013年からコロラド・ロッキーズで「0」を背負ってきた。
ヤンキースでは「10」も欠番なので、昨シーズンに使用した最小の背番号は、ブレット・ガードナーの「11」だった。オッタビーノはこちらも更新する。
さらに、背番号の差が最大のチームメイトも生まれる。「0」のオッタビーノと「99」のアーロン・ジャッジだ。過去にも、この組み合わせのチームメイトはいた。ニューヨーク・メッツ(1997年)のレイ・オルドニエスとターク・ウェンデル、セントルイス・カーディナルス(2002~03年)のケリー・ロビンソンと田口壮、ヒューストン・アストロズ(2014年)のL.J.ホースとルディ・オーウェンスがそうだ。だが、これ以上の差はかなり難しい。三桁あるいはマイナスの背番号を必要とする。
他の一桁と違い、ヤンキースでオッタビーノの「0」が欠番となる可能性はまずない。すでに、オッタビーノは33歳を迎えている。けれども、アロルディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、チャド・グリーン、ジョナサン・ホールダーに、3年3900万ドルでザック・ブリットンが戻ってきただけでなく、オッタビーノも加わったブルペンは、まさに難攻不落と形容するのがふさわしい。