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【葛飾区】早くも紅葉が始まる!水元公園の隠れた紅葉スポットで「モミジバフウ」が鮮やかに染まる

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

広大な敷地を有する水元公園は、紅葉の名所として有名です。名物の「メタセコイアの森」の紅葉はまだ先ですが、「モミジバフウ」の並木は色付き始めており、ひと足早く大木の紅葉を楽しめます!
(写真はすべて2024年10月22日撮影)

赤く色付き始めたモミジバフウの木々
赤く色付き始めたモミジバフウの木々

モミジバフウの木々が立つのは、水元公園の第一駐車場。公園中心部のポプラ並木のすぐそばにあります。広大な駐車スペースには、三列のモミジバフウの並木がずらりと並んでおり、迫力のある眺め。高さ20メートルにもなるモミジバフウが、赤や橙色、黄色に染まり、グラデーションになっている様子は遠くからも目を引きます。

駐車場に並ぶモミジバフウの木々
駐車場に並ぶモミジバフウの木々

赤く色付いたモミジバフウの葉
赤く色付いたモミジバフウの葉

カエデ(モミジ)のような手のひらの形の葉が美しいモミジバフウですが、実はカエデではなく、マンサクの仲間です。北アメリカ原産の高木で、日本のカエデに比べて色付きが早く、10月から紅葉が進む様子を楽しめるのが魅力です。
モミジバフウの葉は普通のモミジよりも大きく、散った葉も華やかな印象。この先紅葉が進むと、深紅や橙色だけでなく紫褐色の落ち葉も加わり、さらに奥行きのあるグラデーションになっていきます。

植え込みの上に散った葉も美しい
植え込みの上に散った葉も美しい

水元公園にいち早く秋の到来を告げるこちらの駐車場は、同園の隠れた紅葉スポット。スマホやカメラで撮影する人々に、ひそかに人気です。紅葉をご覧になる際には、車の邪魔にならないよう充分にお気を付けくださいね。
駐車場の東のポプラ並木に沿った草地には、背もたれの無い木のベンチが設置されています。駐車場の方を向いて座ると、背の高いモミジバフウの紅葉をゆっくり眺められますよ。

立ち並ぶモミジバフウのグラデーション
立ち並ぶモミジバフウのグラデーション

駐車場から小合溜の方へ歩いていくと、水辺の一角で咲く「銀葉ヒマワリ」の一群が目に入ります。こちらのヒマワリは9~10月の初秋に咲く品種。そろそろ見頃も後半ですが、明るい黄色の花が小合溜の水景色に良く似合っています。モミジバフウの紅葉を見た後は、こちらも見逃さないようにしてくださいね。

小合溜の水辺に咲く銀葉ヒマワリ
小合溜の水辺に咲く銀葉ヒマワリ
黄色の花が水辺に映える
黄色の花が水辺に映える

ぐずついたお天気が続きますが、晴れた日にはひと足早い紅葉を見に、水元公園へ足を運ぶのはいかがでしょうか。深まる秋の色彩が、心に染み入ります。

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「ポプラ並木」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行/運行期間3月1日~11月30日)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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