Yahoo!ニュース

プロの料理人が見てきた「これは‥料理上手やな!!」と思った人の特徴【3選】

こんにちは、板前のぱぷちゃんです!

今回はいつもと少し違う感じの内容になります。

また、かなり没頭してしまい、気づいたら約2000文字になってしまいました…。ぜひ、お時間がある時に読んで頂ければと思います。

そして、料理上手になりたい方は最後まで読んで下さい!それぐらい今回の内容は、きっと誰かの役に立つと思います!

本題に入る前に1つだけ質問をさせて下さい!

あなたが『この人、料理上手だな〜』と思う人の特徴はありますか?「手際が良い?」「味付けがうまい?」きっと色々な意見が出てくるかと思います。

もちろん、プロの料理人である私から見ても『あ、この人料理上手だな〜』と思人もいます。決して、料理上手とは何か“美味しい料理を作れる人”の事だけではありません。

今回は私(料理人)から見た『この人、料理上手だな〜』と思う特徴を3つ挙げていきます。逆に言うと、3つの特徴を真似をして頂ければ、料理上手への近道にもなります。

そして、今回の3つの特徴に「美味しい料理が作れる人」という、一見すると1番大事に見えるこの特徴は入れてません!

理由は、現代において「美味しい料理」を作ることは難しく無いからです。ネットには数え切れないほど「レシピ」が存在します。もちろん中には「なんだこれ?」というレシピも存在します、しかしほとんどのレシピは「美味しく」仕上がるのです。

特徴①:下処理をまとめてやっている!

まず、私が『この人、料理上手だな〜』と思う特徴の1つ目は、下処理をまとめてやっているです。

例を1つあげましょう。

あなたは今から「カレー」を作ります。
下処理として「じゃがいも」3つの皮を剥き、乱切りにしないといけません。その際にあなたはどちらの手順で行いますか?
★1個皮を剥いたら、1個乱切りにするを繰り返す。
★3つとも一気に剥いてから乱切りにする。

効率が良く、料理上手と言えるのは「後者」ですね!

「皮を剥く」という同じ作業があれば、まとめて行いましょう!剥く物を全部剥いてから、切る作業に移る!

特徴②:レシピ通りに作る!

続いての特徴は「レシピ通りに作る」です。

『レシピ通りに作る?当たり前じゃ無いの?』と思った方、絶対に居るかと思います。

一見簡単そうに見える事ですが、出来てない人がとても多い。恐らく、本人は自覚がないのでしょう。

作ってるうちに「オリジナリティー」を加えていませんか?

レシピの手順はちゃんと意味があります、『こっちの方が良さそう』『こっちの方が絶対美味しい』などといった考えは捨てましょう!

個人的にレシピにオリジナリティーを加えて良いのは2回目/3回目に作るときだと思います。最初からオリジナリティーを加えるのはやめましょう!

私は最初の方で『美味しい料理を作ることは難しく無い』と言いました。その言葉を聞いて『でも、私の料理ってなんか美味しくない』と思った方もきっと居るでしょう。

その方は無意識にレシピにオリジナリティーを加えている可能性があります。カレーもそう、ルーの箱裏に書いてある手順をしっかり守っていますか?

※これは実話です。私は、お店のまかないでよく「カレーライス」を作るのですが、ある日スタッフに『ぱぷちゃんが作ったカレー美味しいけど、自分で作るとなんだかイマイチ』話を聞いてみると使っている「ルー」のメーカも同じ、使っている材料もほぼ同じ。

自分もなんでなのか?全く分からず…スタッフに『今度、まかないでカレー作ってみてよ』とお願いしました。

実際に作っているところを見た自分は、すぐに違いが分かりました。それは「手順が全く違ったのです」。

そこで私は『箱裏の手順を見てる?』と質問したところ返ってきた答えは期待通りの『見てない』でした。

これの行動を読み取ると恐らく…自分の常識内でカレーを作っていたのです。

箱裏の手順もネット上のレシピの手順も、研究を重ね、試行錯誤を繰り返してたどり着いた「答え」なのです。

素直に従いましょう!

特徴③:片付けながら、作る

最後の特徴は「片付けながら、作る」です。

これを言い換えて言うと「料理が出来た時に、シンクの中が綺麗な人」

どうでしょうか?ぜひ、今度料理が完成したら、すぐにご自身のシンクを見てみて下さい。まな板/包丁/ボウル/炒める時に使ったヘラなどなど…山積みになっていませんか?

自分が調理の専門学校に通っていた頃、こんな言葉を言われて、今でも覚えています。

『料理が完成して、洗い物が山積みになっているのが素人、料理が完成して、洗い物も終わっているのがプロ』

と。少し厳しいお言葉ですが、好きな言葉です。

決して、洗い物が山積みになっている人を批判している訳ではありません。しかし、どうでしょうか?

「料理が出来たと同時に洗い物も終わっている」こっちの方が気分良くないですか?しかも、これは決して、難しいことではありません。意識すれば誰でも出来る事なのです!

煮込んでいるときに少し洗う、焼いてるときに少し洗う、揚げてる時に少し洗う。少しの積み重ねが大事です。今、料理の話をしているのですが、なんだか、人生について語っているみたいですね(笑)

最後に…

以上の3つになります。いかがでしたか?今回はご紹介した3つの特徴はあくまでも私が個人的に思った事なので参考程度に見て下さい!

そして…今回はかなり長くなってしまいました(汗)

1人1人にお礼を言いたいぐらい、最後まで見て頂いた方、ありがとうございました!

【オススメ記事】
「本わさび」と「生わさび」の違いをあなたはご存知ですか?知らない方は…「本わさび」と「生わさび」2つの違いってなに?【現役板前が徹底解説】という記事を書いたので、チェックして下さいね!

「為になった方」はフォローをして頂けると

私の“最新情報をいち早くゲット”できます。

平日は【料理人】として活動。日々得た「知識」を惜しみなく大公開。より美味しく、健康的に!ココでしか聞けない「知識」を発信中!

ぱぷちゃんの最近の記事