【あ、ご飯は右だっけ?】和食の正しい並べ方|プロの料理人が完全解説!
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、和食の配膳をする時、『ご飯は右だっけ?左だっけ?』と迷った経験はありませんか?特にお正月や来客時、ちょっとしたおもてなしの場面では、『あれ、これで合ってたかな?』と不安になることも多いですよね。
そこで今回は、調理師免許を持つプロの料理人が「和食の正しい並べ方」 を、わかりやすく解説していきたいと思います。
【本記事のゴール】
この記事は3分ほどで読み終わります。
読み終えた後には、配膳の基本をしっかり押さえられるだけでなく、自信を持って和食を楽しめるようになります。
さっそく、本題に入りましょう!
今回の目次
- 和食の基本「一汁三菜」
- 和食の正しい並べ方
- 麺料理の正しい並べ方
- まとめ
和食の基本「一汁三菜」
まず、皆さんに覚えて頂きたいのが「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」です。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?これは、日本の伝統的な食事スタイルで、ご飯を中心に、汁物、主菜、副菜、副々菜で構成されています。
具体的には以下の通りです!
主食:ご飯
汁物:お味噌汁・お吸い物
主菜:焼き魚・肉料理・刺身
副菜:胡麻和え・お浸し
副々菜:野菜のマリネ・酢の物
また、よくある質問として『副菜と副々菜はどう違うの?』というものがあります。この質問に対する、私の回答はこうです。
副々菜は、全体の栄養バランスを整える役割を果たします。例えば、食物繊維やビタミンが不足している場合には、お浸しや和え物などをプラスして補いましょう!
和食の正しい並べ方
では、和食の正しい並べ方をご紹介します。今回は、分かりやすいように画像を用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください!
言葉で説明すると、次のようになります。
①主食:左手前
②汁物:右手前
③主菜:右奥
④副菜:左奥
⑤副々菜:真ん中
麺料理の正しい並べ方
白米もいいですが、皆さん「そば」や「うどん」などの麺料理を楽しむ機会も多いのではないでしょうか?せっかくなので、麺料理についても軽く触れたいと思います。
麺類(主食)は左側に配置
→和食の原則に従い、主食であるどんぶりやそばざるは左側手前に置きます。単品で提供する場合は自由度が高まりますが、他の料理と合わせる場合は主食の位置を基準に全体のバランスを取ります。
つけ汁や副菜は右側または右奥に配置
→例えば、ざるそばの場合、つけ汁や薬味(ネギ、わさびなど)は麺の右側に配置します。これにより、利き手を意識したスムーズな食事が可能になります。
主菜や天ぷらは右奥に配置
→てんぷらそばのように主菜がある場合、天ぷらは麺の斜め右に置き、食べやすさと見た目のバランスを両立させます。
まとめ
- 和食の配膳基本ルール:ご飯は左手前、汁物は右手前、主菜は奥中央、副菜は左右に配置。
- 一汁三菜の構成:主食(ご飯)、汁物(味噌汁など)、主菜(魚や肉)、副菜2品でバランスを取る。
- 麺料理の配膳:麺は左手前、つけ汁や副菜は右手前、主菜(天ぷらなど)は右奥に配置。