誰も教えてくれなかった「FOSMET QS40」の致命的な残念ポイント
コスパが非常に高いと話題のラウンド型スマートウォッチ「FOSMET QS40」。 1万円でお釣りが来るのに、機能や性能に過不足がなく、日常使いには必要十分なので、買ってから非常に満足して使っています。
ですが、全くの不満がないわけではなく、実はイマイチに感じているポイントがあります。YouTubeやブログ記事では誰も語ってくれていなかったので、購入前には気づけませんでした。
今日はそんな「FOSMET QS40」の欠点を3つほどご紹介します。これから購入を考えている人の参考になれば幸いです。
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ベゼルに余計な文字装飾が……
まずデザインについて決定的なウィークポイントがひとつあります。それが、ディスプレイの外側、ベゼル部分にある時刻表記です。
「FOSMET QS40」は、文字盤すべてがディスプレイになっているわけではなく、ディスプレイを囲うようにベゼルがあります。 それ自体は問題ないのですが、そのベゼルにはローマ数字が直接印字されてしまっています。
これが個人的にはショックで、非常に残念なポイントでした。
スマートウォッチの良さとは、ディスプレイをユーザーが自由にカスタマイズできる点にあります。
針が回るようなアナログの文字盤が好きな人もいれば、ラフでポップなデジタル表記が好きな人だっています。あるいはその両方が好きで、気分で使い分けたいかもしれません。
しかしこのベゼルに数字が刻印されてしまっていることで、ディスプレイのデザインに制限がかけられてしまます。
デジタルの文字盤には、このローマ数字は全く似合いません。アナログ時計のデザインであっても、ローマ数字が似合わないケースは多々あります。
せっかく大型ディスプレイを搭載していて、自由なデザインが楽しめるはずだったのに、その楽しみが半分以上奪われた気持ちになりました。
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ディスプレイで使えるデザインが少ない……
ふたつ目は、選べるディスプレイのデザインの少なさです。
レビュー記事などを読んでいると「280種類以上の文字盤が選べる自由度が魅力」なんて書かれていたりもしますが、そんなに自由度は高くありません。
まず、アナログとデジタルに大別できるので、この時点でバリエーションが半分に減ります。
それに加えて、9割ぐらいはダサくて使えないデザインです。 もちろん個々人の感覚ではありますが、だからこそ、誰にとっても9割ぐらいは「自分の好みじゃないんだよなぁ」というデザインです。
しかも、残った10%のデザインがすべて気にいるわけではなく、「まぁあえて選ぶならこれかなぁ」と及第点が出せるものも中には含まれています。
こうやって厳選していくと、自分が心から「いいなぁ」と思えるようなデザインはだいたい3〜4種類ぐらいです。
人気のスマートウォッチなので、今後もディスプレイのバリエーションは増えていくと考えられますが、過度に期待はしないほうがいいでしょう。
ちなみに、好きな画像をディスプレイに設定することもできますが、ほとんどカスタマイズはできません。 デジタル表記一択になりますし、フォントが選べるわけでもありません。
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アラームの音を消すことができない……
アラームの設定ができるのですが、音を消すことができません。これが一番残念でした。
私がスマートウォッチを愛用する一番の理由は、家族を起こさずに、自分だけが気づけるアラームが欲しいからです。
家族と同室で寝ているので、普通の目覚まし時計では家族みんなを起こしてしまうことになります。
家族を起こさず、自分だけが早起きをしたい。そんなとき、スマートウォッチのアラームは、バイブによる通知になるので、家族に迷惑をかけずに起きられる貴重な手段なのです。
しかし「FOSMET QS40」には音量の設定がありません。必ず音が鳴ってしまうのです。 私にとっては、スマートウォッチの魅力が半減していると言っても過言ではありません。
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総括・まとめ
逆の言い方をすれば、上記に取り上げた点以外には大きな欠点もなく、評判通りのコスパの高さだと感じています。 不満たらたらのような記事に見えるかもしれませんが、筆者は気に入っていて、今も愛用しています。
ただ、「もっとこうだったらよかったのになぁ」という本音をこぼさせてもらいました。今日の記事を読んで「こんなはずじゃなかった」とガッカリする人が減ってくれたら幸いだなと思います。