ボールペンだと上手に書けない!ペンを寝かせて持つ人には万年筆こそ最適です
僕はずっと万年筆を愛用していて、ボールペンをほとんど使いません。その理由は、僕のペンの持ち方に原因があります。
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ボールペンの理想的な筆記角度
ボールペンの理想的な角度は、紙面に対して60〜90度といわれています。これはなかなかに急角度で、ほとんどペンを垂直に立てて使うイメージです。
引用元:書けなくなった(ボールペン)|よくあるご質問|三菱鉛筆株式会社
こうしなければならない理由は、ボールペンの構造にあります。
ボールペンは、ペン先にあるボールを転がし、ボールにまとったインクを紙に転写することで筆記します。
ペンが斜めになっていると、このボールが上手に回転しません。ボールを転がすために、ペンを立てて筆記しなければならないのです。
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万年筆の理想的な筆記角度
一方の万年筆は、45〜60度が理想的な角度だとされています。ボールペンに比べて角度はゆるやかで、ペンを寝かせて使うイメージになります。
万年筆の構造は、ボールペンとは全く異なります。
「毛細管現象」と「空気の交換作用」の働きによって、ペン先にある溝から、ボディ内にあるインクタンクのインクを排出しています。微量のインクが流れ出てくる感覚です。
引用元:万年筆のインキがスムーズに出てくるのはなぜ? | かく、を学ぶ | かく、がスキ | PILOT
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ペンを寝かせる人は万年筆がおすすめ
僕は昔から、ペンを寝かせて持つクセがありました。ボールペンのボディが、ちょうど親指と人差し指の間に乗っかるような感じです。
この角度でボールペンを使うと、ペン先のボールが上手に転がらず、線が掠れてしまいがち。紙の上をガリガリと引っ掻くような感覚があり、あまり気持ちの良いものではありません。
逆に万年筆だと、これがちょうどいい角度。ペン先から十分な量のインクが排出されるので、力を入れなくても線が書ける。
万年筆の書き味をよく "ぬらぬら" なんて表現したりしますが、そんな言葉がピッタリ当てはまるほど、心地のいい書き味です。
僕のように、ボールペンでの筆記がどうしても苦手だという方は、ぜひ万年筆を試してみてください。