【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part143:韓国の伝統茶
みなさん、こんにちは~!
読めば読むほど、韓国のことを深く知るきっかけになること間違いなしの「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」!
今回も、ぜひ楽しんで読んでいただけるとうれしいです。
今までのシリーズをまだ読んだことがないなんて、もったいないですよ!
この機会にぜひ、振り返って読んでみてくださいね~♪
今回は、韓国の歴史ドラマにも出てくる、あるものを深掘りしていきます!
「韓国の伝統茶がいろいろある?!」
皆さん、韓国の伝統茶ってご存じですか?
韓国ドラマにも主人公が飲んでいたりと度々出てくる伝統茶。
韓国では現代でもなじみのあるお茶が多く、日常的に飲まれたりしています。
そんな伝統茶は、日本で飲まれるお茶とは少し違っためずらしいお茶もたくさんあるんですよ~!
どんなお茶があるのか、気になりますよね~。
ぜひ今回紹介するお茶をチェックして、ドラマに出てくるものを飲んで、主人公の気分を味わっちゃいましょう♪
まずは、韓国の伝統茶の特徴から見ていきましょう!
「お茶」と一口にいっても、さまざまな種類がありますよね。
その中でも、まず頭に思い浮かぶのは緑茶や紅茶のような、お茶の木からとれる葉を使ったものだと思います。
そのほかにも、ドクダミ茶やよもぎ茶のように野草を使って作られるお茶もありますよね。
なかには、夏場によく飲まれる麦茶のように、茶葉が含まれていないお茶もありますが、「お茶」と呼ばれるほとんどのものが、茶葉や野草など、植物の葉や茎を使って作られています。
このように日本では「茶葉」が使われているものを「お茶」と呼ぶ場合が多いのですが、韓国の伝統茶は、ちょっと違うんです!
韓国の伝統茶は、木の実やくだもの、漢方で使われる生薬の材料になるものなど、茶葉を使わないお茶がたくさんあるんです。
そういった茶葉を使わないお茶のことを「茶外茶」と呼ぶんですよ。
また、「お茶」というと甘いものは少ないイメージですが、韓国の伝統茶の場合は甘くてフルーティーなものも多く、日本の「お茶」のイメージとはちょっと違うものが多いですね。
それでは、韓国の伝統茶を6つ紹介していきますね!
유자차(ユジャチャ)/柚子茶
これは日本でもおなじみですよね!
柚子の皮がたっぷりと入った甘~い韓国伝統茶です。
日本人からするとお茶というよりは、ジャムやシロップのようですが、韓国ではこれも「お茶」のカテゴリーに含まれるんです!
千切りにした柚子の皮と果汁をハチミツや砂糖に漬け込んだものを、お湯や水で割って飲みます。
柚子にはビタミンCがたっぷり!韓国では、風邪をひきやすい冬場によく飲まれているんだそうですよ。
柚子のいい香りが漂って癒されます。フレッシュなイエローが目にも鮮やかですよね!
香りとお茶の色にも元気をもらえそうです!
매실차(メシルチャ)/青梅茶
青梅を砂糖で漬け込んで作られるお茶です。
日本でいう「梅シロップ」のような感じですね。爽やかな香りとさっぱりした味が特徴です。
梅は殺菌作用が強い食材として知られています。
日本でも、夏場のお弁当には梅干を入れると傷みにくいとよくいいますよね。
韓国でも、昔から食材が傷みやすくなる夏場には、青梅茶がよく飲まれていたそうです。
오미자차(オミジャチャ)/五味子茶
チョウセンゴミシという植物の実を使って作られたお茶です。
甘味・酸味・辛味・苦味・塩味の五つの味がすることから「五味子」という名前が付けられたそうです。
この五味子の実を一晩水につけると、とってもキレイな赤い水色のお茶が出来上がります。
「五つの味がする実ってどんな味?」って気になりますよね?笑
ほんのりとした酸味が感じられて、クセがなく飲みやすい味です。
砂糖やハチミツを加えると甘酸っぱくておいしいですよ。
국화차(クックァチャ)/菊花茶
その名の通り菊の花のお茶です。
乾燥させた菊の花にお湯を注いで飲みます。
お湯を注ぐと、ほんのりと菊の花の香りが漂って、乾燥した花びらがゆっくりと開いていくようすが目にも楽しいですね。
器にお花が浮かんでいるのも可愛らしくて写真映えしそうです。
韓国時代劇のなかで、王様や王妃様がこの菊花茶を飲んでいるシーン、ちょくちょく出てきます笑
수정과(スジョングァ)/水晶果
スジョングァは、シナモンの名でよく知られている桂皮と生姜に砂糖やハチミツを加えて、じっくり煮出して作られます。
そして、最後になんと干し柿を入れるんです!
シナモンのスパイシーな香りと生姜のピリッとした風味に、干し柿の甘さが絶妙な味わいです。
食後のお口直しとして、デザート感覚で飲まれることが多いようです。
식혜(シッケ)/韓国甘酒
もち米やうるち米に麦芽をつけて発酵させ、そこに砂糖やハチミツを加えた甘い飲み物です。
お米の粒々した感じと甘さは、米麴で作る日本の甘酒に少し似ているかもしれません。
シッケの方が日本の甘酒より、もっとさらっとしています。
韓国ドラマでおなじみのチムジルバンでよく飲まれる定番のドリンクです。
子供から大人まで幅広く親しまれている伝統的な飲み物なんですね。
旧正月や旧盆、誕生日など年中行事のときにもよく飲まれるそうですよ。
いかがでしたか?
今回は、歴史ドラマにも出てくる韓国の伝統茶を6種ご紹介しました!
くだものからつくられていたり、砂糖やハチミツで味がつけられていたり、甘いお茶が多くて、日本のお茶のイメージとはちょっと違いますよね!
ほかにもたくさんの種類の伝統茶がありますが、それはまたの機会に…
今回紹介した伝統茶は、日本人でも飲みやすいものばかりなので、韓国に行った際に味わってみてはいかがでしょうか~?
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