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ロシア・ウクライナ戦争とイラン核交渉(2)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

遅く始まったイランとの交渉に、やっと目鼻がつき始めた段階の2021年6月に、イランで大統領選挙があった。その結果は、合意に批判的だったムハンマド・ライーシーの当選だった。ライーシー新大統領は時間を掛けて問題の再検討を行った。そして、やっと11月になって交渉が再開された。ライーシー政権は、前任のハサン・ロウハニ大統領の交渉団が進めてきた交渉の経緯を無視して、強硬な提案を新たに行ったと伝えられる。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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