管理栄養士ママが秋に必ず子どもにあげる食材3選&食育の取り入れ方
管理栄養士のしょこです。
スーパーでは、秋の食材が豊富に並ぶようになってきましたね。
旬の食材は栄養価が高く、食育においても季節を五感で感じる大切な経験となります。
今回は、離乳食から取り入れやすい「秋の食材」と、それを通じた食育の取り入れ方をご紹介します。
1、さつまいも
秋のさつまいもは、熟成により甘みが増し、栄養価が高くなるとされています。
また、収穫時期に栄養素がピークに達しているため、栄養価が最も高い状態で食べられるのが特徴です。
栄養素:食物繊維、ビタミンC、βカロテン、カリウム
食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便秘の予防に役立ちます。エネルギーの供給源としても優れており、ゆっくりと消化・吸収されるため、満腹感が持続し、血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。
★子ども向けおすすめメニュー★
さつまいもごはん、さつまいも蒸しパン、焼き芋、干し芋
2、梨
さわやかな甘みと90%が水分量なので、喉越しも良く離乳食期から取り入れやすい食材です。
栄養素:食物繊維、ビタミンC、カリウム
食物繊維の中でも、特に水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれています。
そのため腸内環境を整え、便秘の予防や改善に役立ちます。
水分量が多いため、水分補給としてもおすすめです。
★子ども向けおすすめメニュー★
梨のコンポート、そのままカットする
後期ぐらいまでは、噛む力が十分でないためコンポートのように加熱し柔らかくする必要があります。
後期以降、丸呑みする様子がなければ薄くスライスやステック状にして、自分でかじり取って食べれるようにしましょう。
3、鮭
秋の鮭は産卵に向けて体内に脂肪を蓄えるため、脂肪の質と量が増加します。
栄養素:たんぱく質、EPA、DHA、ビタミンD、カルシウム、マグネシウム
オメガ-3脂肪酸(EPAやDHA)やビタミンDは、子どもの脳の発達や骨の形成など成長期の子どもたち大切な栄養素です。
★子ども向けおすすめメニュー★
鮭とキノコの炊き込みごはん、鮭のマヨ焼き、
離乳食期であれば、鮭を細かく刻みお粥の中に入れたり、煮ることでパサつきも気にならず召し上げれます。
完了期以降であれば、炊き込みごはんやマヨ焼きなど好きな味付けにすると良く食べてくれますよ。
食育の取り入れ方
難しく考える必要はありません。秋を五感で感じれたらOKですよ。
1、実物を見せる
秋の食材(例:さつまいも、栗、鮭など)を実際に見せて、触ったり、香りを嗅いだりすることで、五感で秋を感じることができます。
2、本を読む・歌を歌う
秋の食材や季節に関連した絵本や歌を通じて、楽しく学ぶことができます。ストーリーやメロディーを通じて、秋の食材について興味を持たせることができます。
3、クッキングする
実際に秋の食材を使って簡単な料理を一緒に作ることで、食材に対する理解と興味を深めることができます。手を動かしながらの体験は、より記憶に残りやすいです。
月齢によって出来る出来ないがあったり、興味を示さなかったり、食べなかったりしても心配ありません。
重要なのは、無理なく続けていくことです。少しずつ食育を取り入れていくことで、自然に食材への関心が育まれます。