那覇市に、あの堀江貴文氏（ホリエモン）がプロデュースした沖縄そば屋さんがオープンしたとの噂を耳にし、さっそく取材に行ってきました。堀江氏といえば、多岐にわたるビジネスやプロジェクトを手がける実業家。その彼が、沖縄そばの進化系としてどんな味を提供しているのか、期待に胸を膨らませながらお店に向かいました。

店内に一歩足を踏み入れると、まず目に入るのはシンプルな空間。グレーを基調とした内装は、モダンなデザインです。沖縄らしい伝統的な雰囲気というよりも、都会的でシックなインテリアが特徴です。カジュアルながらも落ち着いた雰囲気で、どんな世代でも居心地良く過ごせる空間になっています。

メニューを見てみると、オススメは「くいなそば」。さらに数量限定の「くいな混ぜそば」もあり、そば好きには見逃せない一品。伝統的な沖縄そばをベースにしつつも、堀江氏ならではの工夫が詰まった進化系そばが楽しめるラインナップです。

まずいただいたのは、看板メニューの「くいなそば」。このそばには、島のそばに自家製の生十一味（しょうじゅうみ）とナンプラーが加えられており、味の深みが感じられます。スープはしっかりとした味付けで、生十一味が加わることでピリッとした辛さがアクセントに。ほんのりスパイシーさがありながらも、味わいが締まり、沖縄そばの新しい一面を引き出しています。

麺は薄めの平打ち麺で、ツルッとした食感が心地よく、スープとよく絡みます。もちもち感とスープの相性が抜群で、最後の一口まで飽きずに楽しめる一品です。また、サイドメニューとして注文できる「ジューシー」は、沖縄の伝統的な味わいがしっかりと生かされています。パラパラとした食感の中に豚肉、にんじん、椎茸、ひじきなどの旨みがしっかり詰まっており、そばと一緒に食べることで、さらに満足感が増します。

次にいただいたのは「んぶさーそば」。こちらは、くいなそばのスープにさらに鰹出汁が加わり、和風テイストに仕上げられています。あっさりとしながらも、鰹の風味が豊かで、アーサー（海藻）を加えることで彩りも鮮やか。沖縄ならではの素材が、上品で洗練された形で提供されています。鰹節と島豆腐がトッピングされており、より深みのある味わいを楽しめます。鰹の風味が鼻をくすぐり、島豆腐の優しい味がスープと絶妙にマッチして、ほっとするような満足感を与えてくれる一品です。

この新しい沖縄そば店は、ホリエモンのプロデュースというだけでなく、沖縄そばの伝統を尊重しつつも、現代的なアレンジが加わった「進化系沖縄そば」として注目の一軒です。那覇市内で沖縄そばを新しい形で楽しみたい方には、ぜひ一度足を運んでみていただきたいです。

沖縄そば くいな 那覇店

住所：沖縄県那覇市楚辺１丁目-１-４０ 　儀間アパート 1階,

定休日：月曜日

営業時間：10時00分～15時00分