【多肉植物】取れた葉は捨てないで!11月が一番安定して葉挿しが成長します
みなさん、こんにちわ♪
小さなお庭で多肉を育てるtaniku-dayのちかです。
10月後半から気温がググっと下がりましたね。夏に弱い多肉植物が安定する季節に突入し、いたる所で多肉植物の販売が始まりました。
多肉植物を始めて育てる方も、様々な形と色の多肉植物を見かけて、ココロオドル♪なんて事もあるんじゃないでしょうか。
お気に入りの多肉植物を購入し、さぁ!飾ろうと袋から出したら、あれ?葉っぱがとれちゃった~。ポイッって捨ててないですよね?その葉っぱ捨てないでください!
赤ちゃんがニョキっと1年後には立派な多肉植物に成長しますよ。
今日は、取れた多肉植物の葉から赤ちゃんを育てる方法をご紹介しますね。
取れた葉から増やす方法「葉挿し」といいます
多肉植物を好きになったキッカケを色んなタニラーさんにきいてみると「葉挿しの赤ちゃんが可愛いよね」がダントツ1位!(ちか調べ)
多肉植物は砂漠や高原地帯の過酷な環境で生息している品種が多いため、子孫を残す事に長けています。生命力の強さも多肉植物の魅力の一つですよね。
葉から新芽がでるように増やす方法を「葉挿し」といいます。覚えておいて損はない多肉用語です。じゃ、どうやって葉っぱから発根発芽するの?ご紹介しますね。
すべての葉が成功するわけではない
生命力の強い多肉植物ですが、全ての葉っぱから生命が誕生するわけではありません。いくつかの条件があります。
- 葉に成長点がついている
- 枯れていない
- 切れていない
成長点とは、葉と茎の付け根に存在する成長する細胞の事をいいます。点といっても、断面に1ミリ以下の赤色の点があるだけです。小さいし最初は見分けがつかないと思います。
捨てずに様子を見てみましょう。
枯れている葉や切れている葉は、子孫を残す体力が残っていないので残念ですが、葉挿しが成功する確率は低いです。
葉挿しを作ってみよう!
【準備物】
- 取れた葉っぱ
- 土(お花の土でもオッケー)
- 容器(鉢・食品トレー深さ2センチ~)できれば底穴がある物
準備できたら、容器に土を入れましょう。深すぎると土が乾かず葉が腐れる原因になります。2センチ~7センチを目安にするといいですよ。
土の準備ができたら、葉っぱを土の上に乗せていきます。
葉と茎の付け根が土に触れるようにします。成長点が3分の2土に埋まっているくらいがベストです。タニラーによって挿す深さが違うんですが、初心者さんは「根っこ出てきたかな~芽はでてきたかな~」って掘り起こしちゃって、発育をストップさせちゃうこともあるので、ちょっと見えるくらいが調度いいと思います。
葉っぱを乾かした方がいいというのは、昔の話しです。乾かしすぎると「カルス化」といって、成長点部分にこぶのような物ができて、発根できなくなる可能性が高くなります。
葉っぱをとって、土を準備している時間くらいの乾燥時間があれば十分なので、乾かしすぎには注意していくださいね。
水やりは、発根してからで大丈夫です。根の長さと同じくらいの土が湿る程度に水やりをしてください。たっぷりあげす
ぎると根や葉が腐れる原因になるので要注意!チョロっと根の近くにあげる程度で。乾いたらあげるを繰り返します。
葉挿しは、「根から出るタイプと芽から出るタイプ」がいます。芽が先に出た場合は、水やりは発根してからで大丈夫です。芽が成長できるのは親葉の栄養を吸収しているからです。
置き場所は、直射日光があたり過ぎない日なたがいいです。
夏に比べ強すぎない日差しは、そこまで気にしすぎる必要なありません。ただ、購入してすぐの場合、室内で管理している期間が長いと、急な直射日光でダメになるパターンもあります。徐々に日差しにあてるようにしましょう。
温かい方が葉挿しの発芽発根率が上がるので、11月からのこの時期ポカポカ温かい場所で管理するのもおススメです。
親葉が枯れたら独り立ちのサイン
土から水分を吸収できるようになったら、そろそろ独り立ちのサインです。親指の爪ほどの大きさに成長したら、枯れた親葉をとってあげましょう。1年後には、立派な多肉植物に成長しています。
11月は寒すぎず、多肉植物の生育に適した時期です。増やしたり寄せ植えにしたり、多肉ライフを楽しんで下さいね。