【大阪市阿倍野区】あべのハルカス地下の大時計の長針は4.77メートル、右半分がない理由は?
今回は日本一の超高層ビル「あべのハルカス」近い入り口付近の天井にある大きな時計の写真です。私は2018年にニュース媒体で、ここになぜ大時計をつけたのかなどを取材させていただきました。
このスペースの名前は「時計の広場」というそうです。以前、取材の際に近鉄の関係者の方に設置理由を聞くと「日本一の超高層ビルの玄関口として、なにか動的なモニュメントを作ろうと設置しました」と話しておられました。
ただ、この時計は右半分が見えないのも特徴ですね。その理由は、火災が起きた時に煙を外に逃がす排煙開口部を作らなければならなかったためだそうです。
この場所は、大阪メトロ天王寺駅の改札にも近いため、私はけっこうな頻度でこの時計の下を通って、あべのハルカスへ買い物に行きますが、待ち合わせをしている方も多いように思えます。
以前取材させていただいた時、近鉄の方は「時計の右半分が見えないので反対意見もありましたが、やはり待ち合わせといえば時計という話になり、右半分が見えなくても大きな目印になるから」と話しておられたのが印象的です。そういった意味では、十分、待ち合わせ場所の役割を果たしていますよね。
この時計の大きさは縦20メートル、横10メートル。長針が4.77メートル、短針が3メートルあるそうです。
そして、数字の大きさは縦2メートル、横1.2メートルだそうです。日本一の超高層ビルは、モニュメントまで大きいんですね! 改めて名物の待ち合わせ場所として使わせていただきます。