現役保育士が贈る 愛すべき保育園児あるある5連発「鬼の正体見破れる」
共働きの現役保育士です。
保育所に幼稚園・こども園など家庭以外で乳幼児が過ごす施設は複数ありますが、保育園児を見ていると「これぞ保育園育ち」と感じることがあります。
「保育園児あるある12連発」で紹介した以外にも、保育園児だからこそであろうエピソードがたくさんあります。
今回は、愛すべき保育園児たちの特徴について5つエピソードを紹介します。
エプロンが自分で着脱できる
家庭では食事用のエプロンを必ず着けるお家とそうではないお家とがあるかと思います。
保育園ではお洋服を汚してはいけないので、0-2歳児は基本的にエプロンを全員着用して給食を食べています。
このエプロン、0歳児クラスでは保育士が着脱していますが、1歳児クラス以降になると、徐々に子ども自身で着けられるようになっているのですよ。
1歳児クラスに進級後、「エプロンを摘まむようにもって、手を後ろに回して、右手でぺったんして・・」と手順を細かく保育士が教えていくのですが、1歳児クラスも中盤に差し掛かる頃には、多くの子どもたちが自分自身でエプロンを身に着けていますよ。
何かを持ちながら手を首の後ろに回す動きは子どもには難易度が高い動作なのに、すごいですよね。
勤務シフトを理解している
「遅番・早番」という勤務シフトを示す用語。
大人になって自分が社会人になってからはじめて使うようになる言葉ではないでしょうか。
先生同士のやり取りなどもしっかり聞いている保育園の子どもたち。
3歳児クラス以上ともなれば「〇〇せんせー、明日早番だから5時に帰るってー」とか、「〇〇せんせー、今日は遅番だからトイレ掃除当番だって」とか、先生の勤務状況について語ってくれます。
「〇〇先生が入るって」
遅番・早番という用語以外に「〇〇先生が入る」という言葉を使いこなしているのも保育園児ならではだと思います。
朝7時から20時近くまで開所しているのが保育園です。
このため、1日のうち担任の先生だけが保育するのではなく、他の先生が保育する時間も長いです。
長時間保育するために、シフト表が組まれており、30分単位でどの保育士がどのクラスで保育をするのかが示されています。
「保育をするクラスに移動して保育にあたる」ことを「〇〇組に入る」と言ったりしますが、子どもたちもよく聞いているのですね。
「(自分たちのクラスに)4時からは〇〇先生が入るってー」などとお友達と教え合っていますよ。
節分の鬼の正体を見破れる
節分では鬼に扮した保育士が奮闘。
保育士にはクラス担任の他、節分係・運動会係・進級式係など様々な係活動があって、鬼役は節分係の仕事です。
鬼の正体が見破られるのを防ぐため、肌が一切見えないように頑張って変装するのですが、年中・年長になると正体を見破るツワモノが1人はいます。
「だって、赤の水玉の靴下〇〇せんせーのだもん」「ズボンが〇〇せんせー」「髪の毛のゴムが〇〇せんせー」とか見破りポイントを話してくれます。
細かい!
毎日一緒に長い時間過ごしているものね。よく見ているなあと感心させられます。
「お支度」妙に言葉遣いが丁寧
「明日のお出かけのお支度しよう」「お椅子を買いに行こう」などなど。
保育園では丁寧な言葉を使うことが多いからか、お友達同士の会話でも丁寧な言葉遣いが飛び出てきて笑ってしまいます。
0歳児があいさつ回り
朝、保育室に入ると0歳児や1歳児でも「おはよー」と言わんばかりにあいさつに来てくれます。
社会人でも「気持ちの良い挨拶を」などと訓示を聞いたりしますよね。
大人張りの社交性に子どもたちは本当にすごいと感心します。
さらに、保育園では早番・遅番と担任の先生以外にも多くの保育士と交流する機会があるので、保育園児は本当に挨拶上手・コミュニケーション上手だといつも思います。
まとめ
保育園児あるあるを紹介しながら、愛すべき保育園児たちの特徴を垣間見てきました。
個人的には、卒園児が小学生になって、他の幼稚園やこども園から来たお友達と交流する中でどのような役割を担ってくれるのかに注目しています。
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