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亀田和毅「完璧に仕上げてきた」最強王者バルガスとアメリカで統一戦

木村悠元ボクシング世界チャンピオン
写真 全て本人提供

7月13日(日本時間14日)、アメリカのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークで、WBCスーパーバンタム級暫定王者の亀田和毅(27=協栄ジム)と、正規王者レイ・バルガス(28=メキシコ)の王座統一戦が行われる。

試合はDAZNで生中継され、2万3000人収容のスタジアムで行われる注目の試合だ。

アマチュア時代の因縁の相手

対戦相手のバルガスは、和毅にとって因縁の相手だ。10年以上前、2人はメキシコで対戦したことがある。

その試合では、身長が高いバルガスのリーチに阻まれて、手数を出され、ジャブでコントロールされ、判定で負けたと話していた。

その後お互い王者となり、今回の試合を迎えることになった。このタイミングで戦うとは縁がある。

バルガスはスーパーバンタム級で一番強い選手と言われている。

ボクシングとは面白いもので、強い選手に勝てば、評価も一気に逆転する。

世界で中継される、この一戦に勝てば、和毅の評価も一気に上がるだろう。

「アマチュア時代に唯一負けたレイ・バルガスに、リベンジします」と誓った。

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試合に向けての調整

試合のテーマについて「後半戦に落ちないようにする」と語った。

その為に、3月から本格的な体づくりを始め、事前のキャンプで肉体を追い込んできたようだ。

ボクサーにとって、ハードなトレーニングは重要だ。きつい練習を乗り越えると、それが自信となり、パフォーマンスも向上する。

和毅のようにキャリアが長い選手であれば、ボクシングのベースはある程度出来上がっている。

あとは、試合で戦い抜けるスタミナとフィジカルを作れるかが、重要になってくる。

今回のトレーニングで「フィジカル面、メンタル面がすごく成長した」と手応えを感じているようだ。

調整も上手くいったようで、「パワー、スピード、スタミナ、技術、戦略も全て、トレーナーと完璧に仕上げてきた」と話していた。

彼の肉体を見ても、体幹部分に厚みが出て、引き締まっている。

筋肉をつけると体重は増えるが、代謝が上がるので体重は落ちやすくなる。

充実した練習ができたようで、「全ての準備は整いました。あとは、俺のボクシングを試合に出すだけです」と話していた。

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初のメインイベントで全世界に配信

今回の試合は、メインイベントとして世界中に配信される。

和毅は、試合を楽しみにしているようで「世界中のボクシングファンに評価してもらえるチャンス。

ここでしっかりアピールして、世界の和毅になれるように頑張ります!」と話していた。

そして「アメリカでスターになりたい」という夢も語ってくれた。

今回の試合に勝てば、その夢に一歩近づく。

また、和毅は自身のキャリアのゴールとして「世界で認めてもらえるような選手になりたい」と話していた。

タイトルなどの記録よりも、これからボクシングをやる子供達が、

「和毅はかっこよかったな、強かったな」「和毅のようになりたいな」と、勉強してもらえるような選手になりたいと語った。

今回の試合が、和毅のキャリアのターニングポイントになるだろう。

海外で評価の高いバルガス相手に、どのような戦い方をするかに注目だ。

ボクシング人生をかけた試合が、いよいよ始まる。

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元ボクシング世界チャンピオン

第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオン(商社マンボクサー) 商社に勤めながらの二刀流で世界チャンピオンになった異色のボクサー。NHKにて3度特集が組まれ商社マンボクサーとして注目を集める。2016年に現役引退を表明。引退後に株式会社ReStartを設立。解説やコラム執筆、講演活動や社員研修、ダイエット事業、コメンテーターなど自身の経験を活かし多方面で活動中。2019年から新しいジムのコンセプト【オンラインジム】をオープン!ボクシング好きの方は公式サイトより

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