JR辻堂駅から徒歩20分。藤沢市辻堂太平台の住宅街に店を構える『元祖からみもち雅』。

小田原市根府川にあった『元祖からみもち 鈴樹（現在は閉店）』の姉妹店で、県外からの常連客も訪れる、藤沢市内唯一の“もち料理専門店”です。

そろそろカレーなどが恋しくなってきた今日は(笑)、本格的なカレールーが楽しめる「スープカレー雑煮（1,300円）」に注目します。※1月の土・日・祝日のみ数量限定提供。

「カレーにはご飯でしょ？餅？」と眉をひそめた方も、ぜひ最後までお付き合いください。新しい発見が待っています！

食をそそる香りとともに運ばれてきた「スープカレー雑煮」。

その見た目は雑煮とは思えないほど斬新。油通したレンコンや茄子、パプリカなどの旬の野菜が彩りを添えます。

玉ねぎをはじめとするすりおろし野菜が溶け込んだカレールー（スープ）は、トロリとした滑らかな質感。

店主の新見さんは、「スパイスをほどよく効かせていますが、辛さは控えめにし、子どもでも楽しめるよう仕上げています。野菜のほか、鶏肉も入っています。つきたて餅と絡めて召し上がってくださいね」と言います。

スプーンを沈ませると…

びよ～んと現れたつきたて餅。

スープカレーとつきたて餅が一体となることで、つきたて餅はその甘みが引き立ち、カレーはスパイスが豊かに感じられる、まさに不思議な美味しさ。全体的にやわらかなテクスチャーながら、野菜のしっかりとした食感が心地よいアクセントになっており、食べる手が止まりません。

ちなみに、「カレーとご飯の組み合わせ」は、“元気をくれるひと皿”という印象ですが、「カレーとつきたて餅の組み合わせ」は、どこか“優しさを感じさせるひと皿”。カレーそのものはスパイスが効いた刺激的な味わいですが、ひとくちごとに心も温まる…そんな魅力を秘めています。

食事を終えたお客さんが「次は何を食べに来ようか？」と楽しそうに話すようすに、嬉しさを感じ、仕事の励みになっていると話す新見さん。お店は駅から離れた住宅街にあるのに、週に何度も足を運ぶ常連さんや、日本語が話せない外国からのお客さんもわざわざ訪れているようですよ。

『元祖からみもち 雅』の「あったかフェア」は来月も続きます。2月には新たなアレンジメニューも登場予定ですので、どうぞお楽しみに！

※2月上旬には恵方もちの販売も予定しています。詳細はお店の公式 Instagram（外部リンク）をご確認ください。