熊本・火の国サラマンダーズ、NPBファーム新規公募へ名乗り。神田代表が「4・17説明会」参加を表明
熊本を本拠とする「火の国サラマンダーズ」の神田康範代表取締役兼GM は7日、日本野球機構(NPB)が同日に発表した「2軍戦のみに参加する新規球団公募」について「17日に東京へ行きます」と第1回説明会に参加する意向であることを表明した。
NPBは7日に「『NPBファーム・リーグ拡大』について」と、2軍戦のみに参加する新規球団を公募することを正式決定。公募を検討する企業やチームを対象に説明会を実施すると発表した。
ファーム・リーグ参加申請には、この説明会の出席が必須条件になる。場所は都内で、今月17日(15時~)と、5月22日(14時~)に開催予定で、火の国サラマンダーズはその初回に参加する。
神田代表は今年1月26日に行った球団の新体制発表会の中で、すでにNPBの2軍拡大構想が報じられていたことを受けて「行けそうならば、挑戦したい」と話していた。
申請後、12球団代表者会議などを経て審査に通過すれば、2024年もしくは2025年シーズンからファーム・リーグへの参入が可能となる見込みだ。
昨季、創設2年目で独立リーグ日本一に
火の国サラマンダーズは、社会人・熊本ゴールデンラークスを母体に設立され、2021年に開幕した九州アジアリーグに初年度から加盟。リーグ初代王者となり、昨シーズン2連覇を達成。さらに初参戦した日本独立リーググランドチャンピオンシップでも優勝を飾り、チーム創設2年目にして独立リーグ日本一の座に輝いた。
元ソフトバンク、オリックスの馬原孝浩氏が監督
初代監督を務めた細川亨氏(元西武、ソフトバンクなど)から引き継いで現在のチームを率いるのはソフトバンク、オリックスでプレーし第1回・第2回のWBCにも出場した馬原孝浩監督。また、今季は元広島東洋カープの山口翔投手、元東京ヤクルトスワローズの中山翔太外野手も在籍している。
今季のヤマエグループ九州アジアリーグでは現時点で3位と苦戦しているが、8日にリブワーク藤崎台球場で行われる北九州下関フェニックス戦は「とかげの祭典」と銘打って行われ、球団史上最多規模の3000人超の観客動員が見込まれている。
(※写真はすべて筆者撮影)