ソフトバンクが近藤サヨナラ弾で劇勝、人気野球アニメ「忘却バッテリー」の神通力か!?
福岡ソフトバンクホークスが底力を見せた。6月2日の広島東洋カープ戦(みずほPayPayドーム)は3点リードの9回表2アウトに、左腕のダーウィンゾン・ヘルナンデス投手が広島・田中広輔内野手にまさかの同点3ランを被弾して延長戦にもつれ込む試合となった。しかし、10回裏2アウト一塁で近藤健介外野手に8号サヨナラ2ランが飛び出す劇的な幕切れとなり、ソフトバンクが3連勝を飾った。なお近藤の1試合2本塁打はプロ13年目で自身初だった。
ところでこの日の試合は、パ・リーグ6球団と人気野球TVアニメ『忘却バッテリー』とのコラボ企画が行われた試合だった。この企画では出演声優がパ・リーグ6球団の各主催試合に登場した。
この日のみずほPayPayドームには千早瞬平役の島﨑信長さんが登場。試合前にはスタメン発表アナウンスを行い、試合中の5回終了時にいつも行われている腕相撲対決にも参戦、試合後はバックネット裏スタンドにステージを組んでトークショーも開催した。
コラボ試合は主催チーム側が全勝
ところで、この『忘却バッテリー』とパ・リーグ各球団とのコラボ試合はソフトバンクのホーム戦が大トリだったのだが、じつはこの全6試合すべてでホームチームが勝利を飾ったというのだ。
コラボ試合は次のとおり(左の太字がホームチーム)
4月14日 オリックス6-3北海道日本ハム
4月21日 北海道日本ハム5-0千葉ロッテ
4月28日 千葉ロッテ10-1東北楽天
5月11日 埼玉西武2-1東北楽天
5月26日 東北楽天3-2北海道日本ハム
6月2日 福岡ソフトバンク5-3広島
トリを飾ったソフトバンクも劇的な勝利だったが、千葉ロッテもその日まで7連敗を喫していたのをストップさせる大きな白星となった。また、埼玉西武も連敗を4で止める勝利、東北楽天もその日で6連敗のトンネルを脱出した。
みずほPayPayドームに登場した島﨑信長さんはトークショーの中でコラボのおかげと水を向けられると「選手やスタッフの皆さんの頑張りのおかげですよ。だけど1ミリでもゲン担ぎだと思ってもらえると嬉しいですね」と謙遜しつつも、ほくほくの笑みを浮かべていた。
(※写真はすべて筆者撮影)