【なんぞこの加速】#25 トヨタ センチュリーに試乗 V12に唸る 希少な組み合わせ5年越しの拘り
5年探し続けた仕様 過走行ゆえお値打ちに
都内在住のグラフィックデザイナー、Kohnoさん(24歳)の愛車はシルバーのトヨタ・センチュリー(GZG50)です。
初の愛車にセンチュリーを選んだという彼は、中古車サイトを5年ほどチェックし続けてようやくお気に入りの車両を見つけたと言います。
シルバーでフェンダーミラーの個体は120台ほどしか生産されておらず、見つけるのに苦労したとのこと。
26万kmという過走行ゆえ200万円以下というお値打ち価格で手に入れたそうです。
日本最高峰のクルマ 街中でも高い注目度
「精華」と名付けられたシルバーが生えるシルエットがお気に入りで、オプションのブロンズガラスとのコントラストが全体を引き締めています。
ショーファードリブンのクルマらしく後部座席に乗らせていただくと、日本最高峰のクルマらしいしっとりとした乗り心地と静寂さが印象的でした。
アイポイントが高く視界が良好なことに加え、年配の方にも配慮された乗降性の高さが際立っています。
街中での注目度は高く、特に外国の方からしばしば写真を撮られるのだとか。
後部座席にご両親を乗せた際にも「なんだか恥ずかしい」という感想をいただいたそう。
最初で最後のV12 溢れるトルクが魅力
5L V12の自然吸気エンジンを搭載し、アクセルに足を添えているだけで事足りる豊かなトルク感が得られます。
街乗りでの燃費は4〜5km/Lと、決して良いとは言えない数字ですが、この素晴らしい走りとの引き換えならかわいいものだと語ります。
現行モデルはV8のハイブリッドになったことから、センチュリーとして最初で最後のV12です。
唯一の欠点と言えば、全長5300mm、全幅1890mmという大柄なボディゆえ、出先での駐車場は必ず下調べが必要なことくらいとのこと。
前に乗っても後ろに乗っても最高のクルマ、じっくりと堪能させていただきました。