【岡山市北区】レトロビルの一角、ここはインド?南インド家庭料理ミレンガで本格インドカレー
岡山駅から徒歩数分。駅前商店街を少し歩くと、昭和26年から岡山の食を支えてきた「岡ビル」があり、その一角にこのお店はあります。外観から異国の雰囲気が漂い、一歩足を踏み入れると、ここはインドかと錯覚するほどです。
メニューを見ると
カレーの説明は日本語ですが、写真があるのでおおよそのイメージはつくもののそれ以外はよくわかりません。でもスタッフの方が詳しく説明をしてくださるので安心してください。だけど、情報が多くて覚えられない。それくらい、インドに精通していらっしゃいます。
私はランチメニューのRice&Chapati&Curry Platter(1,250円/税込)にチャレンジ。2種類のカレーは、ほうれん草のカレーとラッサムというトマトとタマリンドの酸味のあるカレーをセレクト。タマリンドとはマメ科のフルーツで、アフリカの亜熱帯地域が原産。タマリンドの酸味とブラックペッパー、ほのかにパクチーの香りも感じられました。ライスの手前にあるのは、チャパティという全粒粉を使った平たいパンのようなもの。よく耳にするナンとは少し材料と作り方が違うそうです。
食べ方は?
チャパティはひと口サイズにちぎってカレーを付けて食べましたが、ライスはどうしよう。スプーンがあるのでそれですくって食べればよいのですが、ライスに都度かけるのかよいのか迷ったので、オーナーにお尋ねすると、自由にすればいいけどバサッとライスにかけるといいと教えてくれました。また、種類の違うカレーを混ぜてもいいし、好みで楽しんでとのこと。さすがに手で食べることはできませんでしたが、混ぜるとその割合で味が変わって面白い。
ここは岡山のインド
とにかくオーナーのインドに関する知識の深さに驚きます。そして、私たちの住む岡山県とインドのプネ市は友好交流協定を締結しており、同市には後楽園をモデルにした「プネ岡山友好公園」があるそうです。大変な人気スポットになっているとのことでしたが、私はそのことを知りませんでした。インドにご興味のある方は、ぜひオーナーを見つけてお話をお聴きになるとよいと思います。
インド食材を入手したい方はここへ
お店の奥には、スパイスストアがあります。様々なスパイスが並んでおり、インドに詳しいオーナーがその使い方も教えてくれるでしょう。岡山ではまだ数少ない、全メニューハラルフード店で外国人常連客も多く、店内にはインド雑貨や米なども販売されています。
本当に今自分が岡山ではなく、インドにいるような気分になる、旅行気分も味わえるお店です。日本人の好みに合わせた味というよりは、これがきっとインドの味といった美味しい料理がいただけます。