秋になるとサツマイモや栗のスイーツが美味しくなります。スイーツも美味しいけど、素材そのものの美味しさはまた別物。岡山市北区青江、日赤病院の道向かいを一筋入ったところに甘栗家の専門店があります。大通りに「甘栗家」の方向を教えてくれる小さな看板があるので、迷わずたどり着けると思います。

入り口にはとってもかわいい栗のロゴ。そして「焼き栗」ののぼりが！車を停めて降りると、そこにはほんのり甘く香ばしい香りが漂っていました。

●真夏以外は年中週末に営業

今年の8月・9月は休業。秋からまた復活。基本的には年中、焼きたての天津甘栗を販売されているそうです。10月は国産栗が美味しく食べられる季節なので、青果店ならではのルートで入荷し、店先に置かれた焼き栗釜で焼かれています。

私が訪れた10月最初の週末は、愛媛県産の中山栗の販売日でした。

●美味しい焼き栗

私は秋になると、道の駅などで栗を調達して自宅で茹で栗や栗ご飯・渋皮煮などを作って楽しみます。でも、焼き栗は自宅ではなかなか困難。美味しい焼き栗が食べたい方は、甘栗家マルロクさんをおススメします。今日は運よく、間もなく焼きあがるというタイミングに伺えたので、その様子を見せていただけました。

●焼き上がりの「萌え＆映えタイム」！

焼き上がり、機械を開けると「シュー」っという音と共に湯気が。もうこれは絶対美味しはず！と期待が高まり、焼きたての甘栗の熱気と香ばしい香りに興奮です。

●見ただけで伝わる美味しさ

焼き上がりの栗は色も濃く、見るだけでもその美味しさが伝わってくるようです。お店のご主人曰く、マルロクさんでは栗を仕入れた後、すぐに使わず、しばらく寝かせて甘みを引き出してから焼くようにしているとのことです。ちなみに、焼き栗と天津甘栗の焼き時間はそれぞれ15分程度と40分程度だそうです。

こういったお話を聞かせてくださっている間にも続々とお客様が。

●気になる方はお店のInstagramのフォローを！

私がこの日に購入できたのは、愛媛県産の中山栗（250g/税込1,200円）です。窓口で商品を渡してくださったのは奥様で優しい雰囲気の方でした。そして栗を焼いていらっしゃったのはご主人。渋い職人さんといった雰囲気でちょっぴり厳しい方なのかと思いきや、とても優しく説明をしてくださり気さくな方でした。10月の19.20日あたりには、岡山県産の栗が登場予定とのこと。詳細はお店のInstagramをご確認ください。商品情報や営業・出店情報が掲載されています。

購入した栗を持って帰宅する最中、待ちきれず車の中で1つ…と思いましたが、自宅まで我慢しました。

●栗の感想

鮮やかな黄色、ほんのり甘くギュッと濃縮されたお味。「これが本当の栗の味なんだ」としみじみ、そして美味しくいただきました。

今は様々な努力で一年中、野菜や果物が食べられますが、やはり旬は大切にしたいですね。季節の恵みに出会える喜びをかみしめて。