【京都市】左京区『ねじりまんぽ』で時空を超えるような体験
『ねじりまんぽ』という歩行者用トンネルがあることをご存知ですか?地下鉄『蹴上』駅を降りてすぐのところにあります。
『ねじりまんぽ』とは、三条通から南禅寺の方へ向かう歩行者用トンネルです。琵琶湖疏水や桜の時期に人が多く集まる場所で有名な傾斜鉄道の跡地「蹴上インクライン」の下を通ります。
「まんぽ」とは、トンネルのことをいうそうで、『ねじりまんぽ』とは、ねじられたトンネルという意味。
トンネル内壁の煉瓦を斜めに巻きながら、耐久性を考えながらねじねじと作られたそうです。
琵琶湖疏水からの船舶や台車の重量は相当。それに耐えるようレンガを斜めに積み、渦を巻くような形で螺旋状にレンガが積まれています。向こう側にでると、緑いっぱいの庭園たちが出迎えてくれます♪ トンネルの中を通り抜けることで時空を超えたような気持ちになると、話している人がいました。
トンネルの上には、この近くが発祥とされる『粟田焼』で焼かれた「陽気発処」と「雄観奇想」の文字が見れます。
明治という時代に京都の文化の発展に大いに関わってきた『琵琶湖疏水』の水力電気は、当時の最先端技術を駆使し自然から得られたエネルギーを電力に変えるという画期的な事業だったそう。
いつの時代でも、人気のある観光地である「京都」の存在や文化を支えてくれていると思うと感慨深いですね♪
ねじりまんぽ
場所:京都市左京区南禅寺福地町