レアな形!京都「鼓月」さんの銘菓を模ったどら焼きには、ふんわりクリームとしっとり粒あんがお似合い
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/title-1718593664629.jpeg?exp=10800)
和菓子の中でも、そのお店の個性を出しやすい商品というものがいつくかあるかと思います。練り切りなどは勿論ですが、もっと大衆的な毎日の「おやつ」として取り入れられる商品でも王道から一風変わったものまで沢山。
国民的アニメの青い猫型ロボットの大好物でもあるどら焼きもその中のひとつ。季節の味覚やその土地の特産品を取り入れたあんこ、抹茶やココアなどを合わせた生地。その生地もふわふわ、しっとり、もちもち…と、無数の組み合わせが存在しますね。
![千寿どら](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/image-1718593795834.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
創業1953年、京都に本店を構える「鼓月」さん。クッキーやビスケットのような波型のおせんべい(これだけで食べても美味しいんですよね)に、ほわりとしたシュガークリームをサンドした「千寿せんべい」をはじめとするお菓子が揃うお店です。
鼓月さんでも定番の和菓子、どら焼きが販売されているのですが、これは鼓月さんならではの発想を取り入れたどら焼きが人気なのです。
今回は鼓月さんの「千寿どら」をご紹介。
![波型のどら焼きの皮、新しい!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/image-1718593828263.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ご覧ください、こちらの波型!まさしく千寿せんべいのような形だと思いませんか?といっても、やはりそこはどら焼き。こんがりとした小麦色の皮は、色白絹肌の千寿せんべいとは別物。皮だけいただくと、しっとりかつふっくらとした軽さを味わうことができますが、どことなく物足りないような。と、首をかしげておりましたがここで納得。
![どら焼きとしてはやや控えめなボリュームです](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/image-1718593881382.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![皮の縁まで表面と同じこんがり小麦色というのも珍しい](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/image-1718593894770.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
中には千寿せんべいにサンドされているシュガークリームと粒餡が閉じ込められているのですが、シュガークリームの芳しいバターの香りとしっとり甘い粒餡のコンビネーションは言わずもがな、抜群の相性です。そう感じられるのは、主張を抑えた皮があるからこそ。全体的にまろやかでほんのりリッチな印象が際立つのは、しっかり中のクリームとあんこにスポットがあたるように計算されているからなのですね。
![粒あんの奥には定番のシュガークリームがちらり](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/image-1718593911635.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
これからの季節は和菓子でもお日保ちのする焼き菓子などが重宝されますが、定番とちょっと意外なお菓子それぞれを組み合わせたお中元というのも、好感度の高いギフトになりそうですね。
![私が購入した時にはお日保ちが一週間でした](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01806081/image-1718593925184.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ
<鼓月・本店>
公式サイト(外部リンク)
京都市中京区旧二条通七本松西入ル
075-802-3321
9時~18時