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メガネ先輩は結婚!! “衣装はだけ美女”に“土下座スケーター”は…平昌五輪「あの人は今」

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
メガネ先輩の愛称で人気者になったキム・ウンジョン(写真:ロイター/アフロ)

今年2月に開催された平昌五輪で、カーリング女子韓国代表のスキップを務めたキム・ウンジョンが、7月7日に結婚した。

平昌五輪当時は日本のメディアでも“メガネ先輩”として数多く取り上げられていたため、その名を覚えている読者も少なくないだろう。

メガネ先輩は電撃結婚!!

そんな韓国で大人気を誇るキム・ウンジョンが、何の前触れもなく突然結婚したというだけに、韓国メディアも驚きだった。

キム・ウンジョンは、かねてから自身のSNSで披露したメガネを外した姿が“美人すぎる”と話題を呼んでいたが、結婚式でメガネを外してウェディングドレス姿を披露したことも多くのメディアで取り上げられている。

(参考記事:メガネを外した“メガネ先輩”が超かわいい!! 韓国カーリング女子キム・ウンジョンのSNSがスゴい!!

お相手は、大邱(テグ)市のスポーツセンターでスケートのコーチを務める男性。約5年間の交際の末に“ゴールイン”したという馴れ初め話はもちろん、“チーム・キム”と呼ばれた平昌五輪銀メダリストたちが結婚式の余興で合唱したことなども詳細に伝えられている。

各種メディアやテレビCMなどにも数多く出演し、関心を集めてきた韓国の“カーリング娘”たちだが、キム・ウンジョンの結婚報道が大きく取り上げられていることを見ると、現在もそれなりに関心を集めていることがうかがえる。

これまで韓国でカーリングがマイナー種目の一つに過ぎなかったことを考えると、平昌五輪で彼女たちが与えたインパクトの大きさを改めて感じるが、平昌五輪で話題となったのは彼女たちだけではない。

感動的なドラマを生んだ選手やトラブルや騒動を起こし物議を醸した選手、はたまたその美貌が注目された選手などもいたが、あの選手たちが今、どこで何をしているのかも気になるところだろう。

イ・サンファは小平との“裏話”披露

例えば、イ・サンファだ。

スピードスケート女子500mで銀メダルを獲得。イ・サンファを抑えて金メダルに輝いた小平奈緒との“抱擁”と“友情”が日本でも話題を集めた選手だが、イ・サンファは平昌五輪後、インタビュー取材だけでなく、有名月刊誌のグラビアにも登場。

各メディアに引っ張りダコで、5月に出演したテレビ番組ではソチ五輪の前に行われたスピードスケートW杯での小平との逸話を披露するなど、さまざまな五輪裏話を明かして関心を集めている。

(参考記事:イ・サンファが「セーラー服コスプレ」でバラエティ出演。小平との“とっておきの逸話”を語る

もっとも、まだ現役を続ける意志はあるようだ。というのも、6月には済州島に出向き、スピードスケート選手のオフシーズンの定番である自転車トレーニングを行っていたのだ。

その済州島でのトレーニング中に行われた韓国メディア『中央SUNDAY』のインタビューでは、“また小平とリンクで会えるか?”との質問に対し、「それは確答できません。平昌五輪が目標だったし、次の目標はまだ決まっていませんから」と答えているが、「できるところまでやってみたい」とも話していたから、当面は引退する気はなさそうだ。

“土下座スケーター”は入院まで…

また、平昌五輪で世間を騒がせた選手といえば、“土下座スケーター”という不名誉な異名を頂戴してしまったキム・ボルムもその一人だろう。

スピードスケート女子パシュートの準々決勝で“置き去り騒動”が大問題になったことは日本でも報じられたが、韓国のネット上では、チームメイトを置き去りにしたとされたキム・ボルムに対するバッシングがヒートアップした。

代表資格を剥奪しなければならないという国民請願が大統領府に寄せられ、60万人あまりが賛同。結局、彼女は開幕前にはネットで話題になっていた自身のSNSアカンウトを閉鎖するだけではなく、精神治療のために入院するまで追い込まれてしまった。

(参考記事:“土下座スケーター”キム・ボルムが精神治療のため入院。しかも、母まで同じ病室に入ったワケ

ただ、6月には平昌五輪から約4カ月ぶりに韓国メディアとの取材に応じ、トレードマークだった金髪を黒く染めた姿を見せている。

『京郷新聞』のインタビューでは、「五輪の後、つらいことがたくさんあった。いまも不安な心情だ」と話し、現在も精神病院に通院していることを明かしたが、7月には障がい者スケート教室で講師も務め、笑顔で指導する姿がメディアに取り上げられていたので、彼女の心の傷も少しずつ癒えてきているのかもしれない。

セクシーハプニングと女子アイホは?

そんなキム・ボルムとは対照的に、セクシーハプニングで話題を集めたのはアイスダンスに出場した「美しすぎるスケーター」とされていたミン・ユラだ。

団体戦のショートダンス(SD)の演技中に衣装の背中のホックが外れるハプニングが発生し、日本でもちょっとした話題になったが、彼女は平昌五輪以降もSNSにアップした写真がメディアに取り上げられたり、バラエティ番組に出演したりと人気を集めている。

平昌五輪で物議を醸したのは、女子アイスホッケーの南北合同チームの面々たちについても触れておこう。

開幕直前に合同チーム結成が発表されたとき、実業団はもちろん、大学にもチームがないなかで、苦労しながら選手生活を送る韓国選手たちの出場枠が減らされることを問題視する韓国記者たちも少なくなかったが、そんな韓国女子アイスホッケーの劣悪な環境が改善される見通しだという。

今年10月に、韓国初となる女子アイスホッケーの実業団チームが水原(スウォン)市に誕生する予定だというのだ。

この実業団チームは、代表選手たちをそのまま吸収する形でチームが結成されるという。南北合同チーム随一のルックスの良さで人気を集めたキャロライン・パクなどの帰化選手が合流するかは未定だが、いずれにしても、初の実業団結成は韓国女子アイスホッケーにとって追い風になるに違いない。

平昌五輪以降も何かと話題を集めている韓国代表選手たち。

平昌五輪からもうすぐ半年が経とうとしているなか、 “メガネ先輩”の結婚報道などの盛り上がりを見る限り、今後も平昌で世間を騒がせたスター選手たちに関心が寄せられることは間違いなさそうだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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