そろそろ2022年も押し迫って参りました、とかいっても、まだお休みではないし、普通に仕事をして普通に食事する日々を過ごしております。新年を迎えるというのはめでたいことではありますが、またひとつ歳を取ってしまいますしね……。嗚呼、若さってお金で買えないものかしら、まあ買う金も無いんですが。

というわけで、今回も京都でおいしい食堂に行ってきたのでご紹介させていただきます。これぞ地元愛され店って感じのいい雰囲気のお店でございましたよ。

こちらが「まんゆう軒」さんの店構え。東大路通の百万遍交差点のひとつ南になる東山東一条交差点から西へ。一筋目の通りを上がった東側にあります。今、知りましたが、お店の前の通りは鞠小路通というお名前のよう。最寄り駅は京阪の出町柳駅。南東へ約7分というところでしょうか。

店頭に置かれていた黒板にはメニューが書かれてました。オレンジ色の文字はおそらく定食なのではないか、と思われ。一番下の「その他いろいろございます！！」もエエ感じ。

店内には4人がけのテーブルが6つほど。ランチタイムをずらしてお伺いしまして、先客はお一人だけでしたが、そこから一人、また一人といらっしゃってました。ちなみ入店してからの流れですが、まずはアルコール消毒、そして水をセルフで、ソース＆しょうゆの調味料も使用する場合にはテーブルまで自分持ってくる（食後は置いててOKとのこと）。そして、オーダーは奥のカウンターで、ということになっているようです。

卓上のメニュー、いってみましょう。さすが外国の方の多い京都の食堂、タモさんもニッコリの4ヶ国語バージョンになっております。おいしそうな洋食メニューがずらりと並んでおりますが、個人的にはプレーンオムレツが気になるかも。そして右下には「おかずのみ出来ます！」とありますので、このお値段で定食スタイルで提供されるようです。

こちらは軽食＆飲み物メニュー。カツカレーでも700円とお手頃価格がうれしいところ。こういうスタンダードな洋食屋さんでビール片手に……なんて、いいですよね〜。

待つこと少々々。タイトルにもしてますが、今回お願いしたのは日替わり定食の「サーモンマスタードフライ定食」720円です。ウサギさんに切られたリンゴは来年の干支を意識した年末バージョンでしょうか（多分違う）。付け合せの野菜もたっぷりでございます。

こちらが「サーモンマスタードフライ」の断面です。サーモンの切り身にマスタードソースを塗りまして、そこに衣をつけ、揚げてるというもの。ひと口食べれば、まずは揚げたての衣のサクッと感が来まして、そのあとサーモンとマスタードの味がひとつになってお口のなかに広がります。マスタードソースは辛さは控えめで、味に程よいアクセントを与えてくれる感じ。そのままで食べても、ウスターソースをかけても、ご飯がどんどん進みました。そんで、そのご飯もお茶碗にしっかりとぎっしりと盛られてて、炊き具合もグー！　大根などの入った味噌汁、お漬物も含めて、しっかりまとまった洋食ランチを堪能しました。これが720円はお安い！

ちなみにこちらはカキフライ830円（ご飯、味噌汁、漬物付き）。たっぷり野菜にうさぎのリンゴはそのままに、程よいサイズのカキフライが6つとエエ感じのボリューム。タルタルをつけていただけば、これまたたっぷりご飯があっという間に空っぽに。

京大生を中心に、ご近所の方にも愛されているであろう「まんゆう軒」さん。手作り＆作りたてのメインディッシュ、抜群の炊き具合のご飯という「おいしい定食」の条件をしっかり満たしてくれておりました。もちろんお手頃価格もうれしいところ。まだまだ試したいメニューがありますので、再訪させていただく気満々でございます。