CSファイナルステージの逆転劇。阪神は5年前と同じ相手。当時を知るのは福留ら4人
10月9日から、CSファイナルステージが始まる。
これまでに行われた24シリーズ(2007~18年)のうち、79.2%に当たる19シリーズは、リーグ優勝した球団が制している。レギュラーシーズンで最も強かったことは別としても、やはり、1勝のアドバンテージを持っているのは大きい。
一方、リーグ2位あるいは3位の日本シリーズ進出は、20.8%の5度だ。今年、その可能性を持つ福岡ソフトバンクホークス(パ2位)と阪神タイガース(セ3位)は、いずれも過去にCSファイナルステージでリーグ優勝球団を倒したことがある。
福岡ソフトバンクは昨年、阪神は5年前の2014年がそうだ。両球団とも、今年のCSファイナルステージで、その時と同じ相手と対戦する。福岡ソフトバンクは、2年続けて埼玉西武ライオンズと当たる。阪神のCSファイナルステージ進出は、5年前に読売ジャイアンツを破って以来だ。
今年のCSファーストステージに出場した阪神の26人中、福留孝介、鳥谷敬、上本博紀、能見篤史の4人は、2014年のCSファイナルステージを経験している。野手3人のうち、そのシリーズでホームランを打ったのは福留だけだが、他の2人も打点を挙げ、第4戦に先発した能見は5回2失点で勝利投手となった。
もちろん、現在の読売にも、5年前のCSファイナルステージに出場した選手はいる。こちらは、阿部慎之助、亀井善行、坂本勇人、小林誠司、スコット・マシソン、澤村拓一、高木京介の7人。亀井はシリーズ2本塁打、阿部と坂本はそれぞれ1本塁打を記録した。