2023年6月、北浦和の商店街にシェアキッチン&スペースとしてオープンした、

「北浦和イッカイ」

商店街に溶け込む木づくりの開放的な空間に、３人組ユニット『日日是好日』が、マルシェをオープンしました。

「イッカイ」が繋いだ３人の縁

「この場所が、自分がやってみたいことを叶えるきっかけとなってくれれば」と語る、
「北浦和イッカイ」の管理人、猪瀬さん。​​

これまで住まいとしていた自宅の一階を改装。

飲食店や菓子製造として使用できるキッチン、ゆったりと寛ぐことができる小上がりに。

フレキシブルな活用が可能な、『北浦和イッカイ』が生まれました。

古く懐かしい建具を使用したスペースは、開放的で立ち寄りたくなる雰囲気を醸し出します。

そこで、マルシェを開きたいと猪瀬さんに申し出たのは『日日是好日』３人組のユニット。

オープン当初、シェアキッチン&スペースの貸し出しは１事業者ごととしていた猪瀬さん。

その申し出に驚くとともに、そういう使い方をしたい人もいるのだと気づき、申し出を受け入れることを決め、貸し出しが決定。

9月に、マルシェオープンの運びとなったのです。

３人の気兼ねのない雰囲気から、長らくの友人同士なのだろうと思っていたら、
「実は、イッカイの出店がきっかけでユニットを組むことになったんです。」というお話にとても驚き。

３人の雰囲気が、温かなマルシェのスタイルを作りだしていて。
あまりのなじみ具合に「北浦和三姉妹」と称したくなるほど。

『日日是好日』が目指す小商いのかたち

店先には、オヤコ商店の自然食品がならび、アヤコさんが道ゆく人と食べ物の話を楽しそうにしています。

アヤコさんが選ぶ自然食品の数々はついついお話を聞きたくなるものばかり

置いてある商品から、通りすがりの人の出身地の話題になったり、思いがけずレシピを教わったりなど、世代にかかわりなく「地元の人との小さな交流」が生まれています。

「美味しいものを食べたい」

「できるだけ身体にいいものを食べたい」

そんな願いに寄り添う商品が並べられているマルシェ『日日是好日』は、商店街の人たちが思わず足を止めてしまいたくなる場所。

あらゆる世代の人が、「ちょっと寄っていこうかな」と思える雰囲気は、北浦和の商店街に自然になじみ優しい風景の一つとなっています。

小上がりでは、お一人でランチを楽しむ男性の姿やお子さん連れが。

ミカさんが作る、おかずが選べるお弁当・お惣菜は予約をおすすめします。

一つひとつのお惣菜が身体にしみわたります。

お腹も心も満足できる、そんなお弁当・お惣菜です。

幸せな気持ちでいただくことができますよ。（1,200円税込）

丸いテーブルを囲み、一緒にランチを楽しむ中で会話が生まれることも。

その時出会った人と気軽に会話を交わすことができる環境に、商店街のお店らしい佇まいを感じます。

小さな「ご縁」のつながりが地方創生へ

ランチを楽しんだ親子連れの方が手にしているのは、『COCONEUE（ここのいえ）』のおやつ。

新潟出身のハルナさんが作るおやつは、
米粉や安心素材の野菜や果物を使用したマフィンやクッキー。

その食べ応えと美味しさに夢中。

安心素材のお菓子をいただくことが心から楽しみになります。

購入したお菓子を小上がりでいただくもよし、店先でおしゃべりしつついただくもよし。
そんな自由な雰囲気は人を呼び、マルシェはいつもお客さんで賑わいます。

当初は、３人組ユニットそれぞれのお友達がお店に来ていたけれど、
今ではその「小さな繋がり」が広がっていき、これまでにはない世代との交流も。

「地方創生」って「人」から始まるものです。

人と人がつながり、新しいアイデアが生まれたり面白そうなイベントを考えたりする。

商店街に『北浦和イッカイ』が生まれ、そして『日日是好日』がオープンし、地元に根付く「小商い」が始まって、

北浦和がもっともっと、元気になっていくことでしょう。