「やってしまった!」整理収納アドバイザーが「捨てて後悔したもの」二つ
片づけというと「どれだけものを手放したか」に注目が集まりがちです。
けれども、ちょっと待って。
勢いに乗って捨てすぎてしまうと後悔することも。
今回は筆者が捨てて後悔したものを紹介します。
1.本
汚部屋時代から片づけやインテリア系の本が大好きでした。
家事全般が苦手だったので、家事のアイデアを紹介した本は私のバイブルでした。
ある程度片づけや家事ができるようになると、それらの本を手に取ることが少なくなりました。
お気に入りでちょっと迷ったのですが、本が増えたこともあり「1年以上読まなかった本」を手放すことにしました。
その後、片づけのプロとして発信をするようになりました。
ある時、以前好きだった本を参考に読み返したいなと思いました。
けれども、時はすでに遅し。
散々迷って手放した後だったので、古本屋で買い直しをしました。
2.便利グッズ
お味噌が計量できる便利グッズは、毎日の家事に欠かせない存在でした。
一人暮らしになった時にものの見直しをしていて、「便利グッズは不要かな?」となんとなく手放しました。
けれども、これがあるとお味噌を量るだけでなく、合わせ調味料を混ぜるのにも便利。
やはり、また欲しくなって、買い直しをしました。
生活が切り替わる時期は、片づけスイッチが入ると一気に物を手放したくなります。
その勢いに流されて失敗をしてしまいました。
捨てて後悔を経験すると…
捨てた後で「失敗した」と後悔することを経験すると、次からは「また失敗したら…」「使うかも…」と、必要以上に捨てられなくなり、片づけが進まなくなる原因になってしまいます。
迷ったら保留することも大事
片づけの相談では「ずっと使ってないのですが、捨てるかどうしようか迷ってしまって…」という相談が多いです。
私の答えは「NO」です。
自分自身の経験から、ちょっとでも迷う時は判断を保留にして見送る勇気も大事です。
本や便利グッズは買い直しできますが、勢いで捨てたものが思い出の物だとそうはいきません。ものによっては買い直しはできないので、「もう手放しても大丈夫」と納得して手放せるタイミングを慎重に見極めるようにしています。