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『ブリジット・ジョーンズの日記』最後のモテ期はとんでもない展開に

木村正人在英国際ジャーナリスト
『ブリジット・ジョーンズの日記』最新作の1シーン(写真:REX FEATURES/アフロ)

『ブリジット・ジョーンズの日記』の第3作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(Bridget Jones's Baby)』が日本(英国9月、日本10月公開)ですごく話題になっているので、Youtubeのトレイラーをみてアッと驚きました。

第1作『ブリジット・ジョーンズの日記』が公開されたのは2001年。時代はまだノート・パソコンでした。主人公のブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)は独身アラフォー(43歳)。押しも押されもせぬTVプロデューサーになっています。

今やタブレットやスマートフォン全盛時代となり、日記をタブレットに持ち替えての登場です。

題名からも分かるようにブリジット・ジョーンズが妊娠します。がしかし、父親が分かりません。新しい恋人のITビリオネア、ジャック・クォント(パトリック・デンプシー)なのか、それとも、よりを戻した元彼の弁護士マーク・ダーシー(コリン・ファース)なのか。

トレイラーの中でブリジットは「50%の確立よ」とつぶやいています。

レネー・ゼルウィガーは英メディアに「3つの異なるエンディングを撮影したわ。出演者もブリジットのお腹の赤ちゃんの父親が誰か、ジャックとマークのどちらがブリジットのボーイフレンド(パートナーのこと)になるか、プレミア(映画試写会)まで分からないのよ」と話しています。

アラサーからアラフォーになったブリジット。キャリアも大切ですが、やはりボーイフレンドのいない人生は味気ない。そして、妊娠。元彼か新しい恋人か、というのも究極の恋の選択です。ブリジットはちょっとドジで小太りな等身大ヒロインですが、さて結末は…。

ジャックとゴールインさせるのは、どうも面白くありません。付き合いの長さからするとマークとハッピーエンドを迎えてほしいところですが、両手に花という意外な展開に終わるのか、それともブリジットは再びシングルに逆戻りするのか。人生そのものですね。

(おわり)

在英国際ジャーナリスト

在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。masakimu50@gmail.com

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