宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな！です。

TBS系のマツコの知らない世界で「まだ間に合う!!ふるさと納税」が放映されました。

番組では、銅製の玉子焼き機（足立区）、料理上手な住民のレシピを採用したコロッケ（鹿児島県徳之島）、手作りのあぶらげ（新潟県長岡市）など、注目の返礼品が紹介されました。

今回は、足立区同様、「少し高級な実用品」で知られる新潟県燕三条の返礼品をご紹介します。

少し高級な実用品もおすすめ

ふるさと納税では、高級肉など普段なかなか手が出ない商品にも人気がありますが、それとは別におすすめしたいのが、生活費の節約につながり、かつ特別感がある「少し高級な実用品」です。

その１つがフライパン。

食品メーカーの味の素では、冷凍餃子が焦げるという声にこたえ、使用済みのフライパンを多数集めたことがあります。

そのなかで「長年使い込んだフライパンはコーティングの剥（は）がれや細かい傷などが生じ」料理の失敗につながっていると分析しています（味の素サイト）。

筆者も10年以上、見た目にはどこにも問題はないフライパンを使い続けていましたが、よく焦がすのは腕のせいではなく、フライパンのせいだったのです。

ぜひおすすめしたい鋳物のフライパン

ぜひ検討したいのが、金属加工で名高い、新潟・燕三条の鋳物（いもの）のフライパン。

写真は、燕三条の物産センターでの展示です。

鋳物とは、鉄板を加工するのではなく、完成品の形を砂などで作り、鋳鉄（ちゅうてつ）と呼ばれる鉄を熱して、流し込んで製造されるものを指します。

鋳型は砂などで作りますので、フライパンの表面に目に見えないでこぼこができます。

指で触ってもツルツルしていますが、濡れたペーパータオルを当てると、紙が破れるので、よくわかります。

この目に見えないでこぼこによって、非常に焦げにくいフライパンとなります。

チーズカツレツが焦げつかず驚きの完成度！

購入直後に驚いたのは、チーズカツレツの完成度。薄切りの豚肉にパン粉をまぶし、揚げ焼きする料理です。

チーズ、衣と焦げそうな要素が満載ですが、バッチリの焦げ具合とジューシーさに仕上がり、旅先で食べ歩いた洋食店とまったく同じ味！

洋食店の味は、火力や熟練の技の成せるものと思っていましたが、道具の違いも大きかったようです。

その後、料理店で注意して見てみると、鉄製のフライパンを使っているお店は、かなり多くありました。

餃子はカンタン、粕漬けも焦げない

古いフライパンでは、10個作れば最低３つは失敗していた餃子。

味の素などの焦げない工夫がある冷凍餃子ではなく、粉をまぶしただけの「いかにも焦げつきそうな激安餃子」にあえて挑戦しました。

あっけなく成功。もともと焦げづらい味の素などの冷凍餃子なら当然のようにうまく焼け、羽根つきになります。

焦げやすいフライパンでは絶対に料理したくない、粕（かす）漬けの魚や肉。

おいしいことは分かっていますが、粕や味噌の部分が焦げやすいのです。しかし、鋳物鉄のフライパンなら、失敗するのが難しいほど簡単でした。

しかも鋳物鉄は、遠赤外線効果があり「炭火焼き」に近い味になります。肉、魚ともびっくりするほどおいしく仕上がります。

鋳物鉄は、遠赤外線効果だけでなく、加熱時の立ち上がりがよく温度の維持が容易という特徴もあります。

炒飯もコメの粒１つ１つの表面がカリっと、中がしっとりと仕上がり、本当に自分が作ったの？となります。

燕三条の鋳物製フライパン

写真は、今回使用した三条特殊鋳工所　鋳物フライパン 24cm。１～２名家族に最適です。ただし、チャーハンをひんぱんに作るなら26cmが良いです。

鋳物フライパン 26cmは、３～４名家族向けです。鉄製品としては軽く、女性でも扱えます（公式サイト）。

※ふるさと納税返礼品の場合の寄付額は、各種サイトをご確認ください。

注目したい鋳物鉄の製造過程やもう少し細かい情報は、下の記事で紹介しています。Yahoo!ニュース エキスパート「第12回MVA」（MVPと同じ意味）で銀賞を頂いた記事です。

夏こそフライパン料理　焦げずかんたんに「炭火焼」の味　鋳物（いもの）鉄がよい理由