絶景!韓国に「Y字型つり橋」オープン。揺れ揺れに「海抜600mのクラクラ」と地元メディア
韓国でとんでもなく恐そうなつり橋がオープンした。
なんとその形態は「Y字型」。
日本でもあまり聞いたことがないスタイルだ。
10月24日に一般公開された慶尚南道居昌(ゴチャン)郡牛頭(ウドゥ)山にある通称「Y字型つり橋」。
高さ60メートル、海抜にして600メートル。韓国では初めてというY字型の部分はそれぞれ45m、40m、24mとなっている。
なぜこのような形態になったのか。
まずは当然、観光の目玉としたかったという行政側の狙いがある。
「アンチエイジング、ヒーリングをめざしたレジャー施設の開発をしています。まずは観光客の皆さまがオドゥ山の3箇所を行き来しやすいようにしたかった。さらに景観を損なわないためにつり橋というかたちが採用されました」(居昌郡関係者)
「他のつり橋とは違って、Y字型だけに多様な角度から風景を楽しめます。場所によっていろんな見え方がするんですよ」(同)
- 現地のドローン映像
韓国のメディアには女性の団体観光客からのこんなコメントが。
「安全な感じがします。他のつり橋よりも揺れが少ない。しかも他の観光地とは違って、下に滝が流れているのがいいですね!」
「なんだか中国の山奥に来たような気分です。下を見ると怖いんですが…私はすごく楽しくて、気持ちもスカッとしました」
ちなみに足下は格子状となっており、60メートル下が透けて見えるようになっている。
ちなみに地元ニュースのレポートでの0分17秒からの様子は…確かに揺れているようにも感じるが…タイトルも「海抜600メートルのクラクラをそのまま」となっている。
昨年9月に竣工したこのY字つり橋、本来は今年5月にオープン予定だった。しかし新型コロナの影響で幾度か時期がずれた。結果、こういった珍しい状態にもなった。
「オープン前に建築賞を受賞」
今年7月に発表となった「大韓土木学会会長賞」。”風格ある国土、美しい景観”をテーマに、韓国国土交通省などが共同主催する、その筋では国内最高権威の賞を受賞したのだ。
ではこの牛頭(ウドゥ)山の「Y字型つり橋」、日本から行くにはどうしたらいい?
…なかなか大変な場所なのは確かだ。
一番近い大都市、大邱からもバスで行くしかない。できれば現地で一泊がよさそうだ。来年5月には周辺に宿泊施設なども整備され、「アンチエイジング、ヒーリングの一大観光エリア」となる予定。新型コロナの収束を願い、この頃に行ってみるのがよさそうだ。