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ミサイル防衛「ダビデスリング」2回目の迎撃試験に成功

JSF軍事/生き物ライター

11月20日、イスラエル国防省はイスラエルとアメリカが共同開発している弾道ミサイル防衛システム「ダビデスリング」が2回目の迎撃実験に成功したと発表しました。ダビデスリングは長距離ロケット弾や短距離弾道ミサイルを迎撃するように設計された直撃方式の二段式地対空ミサイルです。

  • イスラエル国防省よりダビデスリング2回目の迎撃試験

「ダビデスリング」は3種類の名称があり他に二つ(スタンナー/マジックワンド)あるのですが、イスラエルではマジックワンド(魔法の杖)のヘブライ語「シャルビットクサミーム」と読んでいます。

(2012年11月27日)ダビデスリング迎撃試験に初成功※前回の試験とミサイルの解説

ダビデスリングの開発はイスラエルのラファエル社とアメリカのレイセオン社で行われています。なおレイセオンではダビデスリングのミサイル弾体をパトリオットのシステムで発射するPAAC-4(Patriot Advanced Affordable Capability-4)という形態を提案しています。これはPAC-3より能力は限定されるものの、安価な弾道ミサイル防衛システムを構築する事が出来るというのがセールスポイントです。

軍事/生き物ライター

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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