女性皇族の中で検索された数が最も多いのは誰? ビッグデータから分析
この1年の皇室を振り返ると、去年10月に秋篠宮家の長女・眞子さまがご結婚、12月に天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが20歳を迎え、今年3月に成年に際して初の記者会見が行われるなど、何かと女性皇族の方々に注目が集まった。
そこで筆者が気になったのは、世間の人びとは、女性皇族のどのようなところに関心を持っているのだろうかという点であった。
その答えを、今回、次世代テクノロジーとして注目されているビッグデータから探ってみた。調査に使ったのは、ヤフーの行動ビッグデータをもとに、生活者の実態や動きを可視化するインターネットサービス「DS.INSIGHT」。データはヤフーで検索された実数ではなく、推計値となっている。
◆ビッグデータから見た雅子さま 意外な結果も…
令和の皇后陛下・雅子さまを表す言葉は、幾通りもあることをご存知だろうか。
「雅子さま」「皇后陛下」「皇后さま」、そして「さま」を漢字にした「雅子様」「皇后様」の表記もあり、平成の時代は「皇太子妃」または「皇太子妃殿下」と呼ばれていた。
こうした表記で2021年の1年間のデータで検索された数を調べたところ、やはり一番多かったのは「雅子さま」であったが、2番目は意外なものだった。それは、ご結婚前の名前、「小和田雅子」だったのである。
さらに「小和田雅子」で検索した人を調べてみると、女性が66%で、年代は40代と50代で半分以上を占める。
雅子さまと同世代やそれに続く世代の女性が、皇后陛下としてのお姿と同様、皇室に入る前の外交官として活躍されていた頃にも憧れを抱き、雅子さまに関心を寄せていることが見えてくる。
◆女性皇族の中で最も検索数が多いのは…
女性皇族の方々は、いつの世も皇室の中でひときわ華やかな存在だ。そのファッションもさることながら、お出ましになった場での受け答えや一挙手一投足が話題となる。
その中で、最も世間の人びとが興味を抱き、検索された方は、どなたなのだろうか?
ご覧の通り、とても多かったのは「愛子さま」と「佳子さま」であった。「愛子さま」は562,000、「佳子さま」は573,000という数字となり、僅差で佳子さまが上回ってトップとなった。
現在、愛子さまは20歳で、成年皇族の仲間入りをされたばかりだ。佳子さまも愛子さまより年上とはいえ、同じく20代だ。令和の時代となって、若い女性皇族に世の中の期待が集まっていると言えるだろう。
◆ビッグデータが示した意外な事実
今回、あらゆる角度からビッグデータ分析を行った中で、こんな意外なデータも発見した。それは、去年10月、眞子さまが小室圭さんと結婚された月の検索数だ。
この時期は日本中が眞子さまのご結婚をめぐって喧しくなり、連日のようにワイドショーが取り上げ、週刊誌もお二人のご結婚を特集し、まさに世間の一大関心事となっていた。
ところが、その渦中において「眞子さま」のワードで検索された数219,000に対し、「佳子さま」は244,000。実は結婚したご本人よりも、若干ではあるが、妹の佳子さまへの関心が高かったという結果となった。
10月26日、眞子さまをハグして送り出した佳子さまのお姿は、仲の良かった姉妹であることをうかがわせ、当時の佳子さまのご心境に思いを巡らせる人が大勢いたということかもしれない。
こうしてビッグデータを見ていくと、世の中の人びとは女性皇族の方々を憧れと共感を持って見つめているように思える。
ご家族の絆が伝わってくるご様子や、国民との温かな触れ合いなど、誰もが心から幸せを感じることのできる瞬間を、これからもたくさん見せて頂き、おおいに皇室への関心を高めていってもらいたいと思う。
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https://news.yahoo.co.jp/byline/tsugenoriko/20220628-00301416
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