フェイスブック、10分以内ならば送った『メッセージ』が消せる機能が登場
KNNポール神田です。
『あ!しまった!間違って、facebookのメッセージを送ってしまった!…』という人は少なくないだろう…。
ついに、Facebookでもメッセンジャーやグループメッセンジャーに送ったメッセージを消せる機能を公開した。
facebookが実装したことをengadgetのACCNから教えていただいた。かつて、彼からはメッセンジャーで、熱い想いを、告白されてドキドキしたことがあった。そう、当然、他の素敵な方に送ったはずのメッセージが、ボクのところへと届いたからだった。
今回の、Facebookの実装は、そんな、やってしまった!を、全て無かったことにしてくれる便利な機能だ。
そういえば、 Twitterのジャック・ドーシーCEOも同じような訂正機能を2013年からずっと考えているようだ。ずっと考え過ぎだ!
■送ったメッセージの削除方法
相手に送ってしまったメッセージを長押しする。
すると【コピー】【転送】【削除】が現れるので、【削除】を選択。
【すべての人のスレッドから削除】を選ぶ。
※ここでいう【すべての人】というのはグループのメッセンジャーの場合にも適応されるからだ。
※【自分むけに削除】という機能は、相手には見えて、自分だけが見えない機能だからどういう時に使えばいいのか疑問であるが…。
【すべての人のために削除しますか?】を選択する。
※完全に削除されますと言うが、メッセージが削除されたことも知らされる。←余計なお世話だ(笑)
しかし、せっかく【メッセージを削除しました】がタイムスタンプと共に残ってしまう。
これは、相手からにすると、メッセージが届いているけれども、【メッセージを削除しました】というメッセージが届くことになる。
この機能はいかがなものなんだろうか?
※ちなみにLINEでも、メッセージを削除した時には、このような仕様になっている。
■『メルカリ』などでは『コメント』は削除できるが…
メルカリなどでは、出品者が書き込まれたコメントを削除できるが、『出品者がコメントを削除しました』と表示される。しかし、これが延々と続く出品者からは、買おうといういう気が失せてしまう。出品者にとって都合の悪いことを削除したのか?とついつい疑ってしまうからだ。
これと同様に、Facebookのメッセージが、10分以内に消せるのもいいが、この【メッセージを削除しました】も消したいと思うのだが、世界のITジャイアントの、FacebookもTwitterもLINEも、一度送った『メッセージ』に対しては、完全に世界からは忘れさせたくはないようなのだ。これもユーザーの『行動データ』として重要なデータとして扱っているのかどうかは定かではない。
AIに、どういうメッセージを人類は削除したくなるのか…を徹底的に学習させるというのは、研究テーマとしては非常に面白いが、人類の恥ずかしい想いをAIにガッツリと握られるのは気分が良いものではない気がする今日この頃だ。