CL本命はバイエルン。穴があるかないか、それが問題だ
先日のクラシコでレアル・マドリーに1−2で敗れたバルセロナ。視界良好と思われたチャンピオンズリーグ2連覇に一転、暗雲が立ちこめ始めている。奇遇なのは、そこでさらけ出した問題箇所が、前回のメルマガ「最終予選への不安。本田圭佑のポジショニングとその弊害」で述べた内容と完全に一致していたことだ。本田をメッシに置き換えて読んでいただければ、中身は伝わると思う。
4−3−「3」の「3」の右を担当するメッシは、4−2−3−1の3の右を担当する本田同様、サイドで構えている時間がほとんどなかった。真ん中に入ってボールを受けようとした。ネイマール、スアレス、メッシ。この3人が前線に均等な間隔で並ぶことはなかったのだ。バルサは、右の高い位置で構えるウイング不在の状況に陥っていた。
これまでなら、メッシのそうした動きを、味方の選手同士でカバーし合う余裕があった。スアレスが入れ代わりでサイドに出ることもあれば、4−3−3の右インサイドハーフ、ラキティッチがカバーすることもあった。
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