X-47Bステルス無人攻撃機が自律飛行による空中給油に成功
アメリカ海軍が試験中のX-47Bステルス無人攻撃機が自律飛行による空中給油に成功しました。X-47Bは2013年7月に空母への着艦も成功させており、一連の無人戦闘航空システム実証プログラムは成功裏に終了しています。X-47Bは試験機でありこれがそのまま量産されるわけではありませんが、必要な技術は確保されました。
アメリカ海軍航空システム軍団よりX-47B空中給油の様子
X-47Bのような半自律行動型ステルス無人攻撃は敵正規軍に対する侵攻攻撃能力を持ちます。従来のプレデターやリーパーといった無人攻撃機がゲリラ相手に使われる遠隔操作の簡易な軽飛行機に過ぎないのに対して、格段に高い性能です。将来の戦場の様相を一変させかねない存在で、同種のものはアメリカだけでなくヨーロッパ(英仏の計画を統合)、ロシア、中国などでも開発中です。
プローブ&ドローグ式空中給油はフライングブーム式と異なり、給油を受ける側がプローブをドローグに差し込まないといけない。つまりX-47B無人攻撃機が自分で差し込みに行っている。