ペットを飼いたい！でも、行き届いた世話ができるか心配…という方にもおすすめな、メダカの飼育。筆者も今年に入ってメダカを飼い始め、小さな姿でぐんぐんと泳ぐ姿から生命力と癒しをもらっています。先日、新たなメンバーを迎え入れようと訪れたのが、こちら。

佐賀市大和町尼寺にある「天目(てんもく)メダカ」。マックスバリュ尼寺店前の通り(国道263号)にあり、この看板が目印です。現在は日曜日のみの営業で、ときどき営業日が変わる週もあります。その理由は…また後半で。

看板奥の、こちらの扉を開けて中に。

中にはずらっと「コ」の字型に水槽が並んでいます。写真に写っているのは一部。

それぞれ、名称が左上に掲示されています。こちらは、「パーティードレス」。尻尾や尾ひれの部分が薄くヒラヒラと広がった種類で、まさにドレスのよう。似たものではアルビノ種の「ウエディングドレス」なども。それぞれの特徴が見事に、華麗な名前へと繋がっています。

こちらは、デメキン…ならぬエメキン。由来はなんだろう？

1BOXで1,500円のコーナーがあったのでのぞいてみました。だいたい5～10匹ほどで、他の水槽と同様、オスとメスは半々になるように仕分けているそうです。そろそろ産卵も見たいなと思っていたので、ここから1BOX、お願いしました。

こちらから袋にうつしてもらい、連れて帰ります。筆者が選んだのは、「夜桜ブルーラメ」という種類。

上から見たほうがわかりやすいのですが、背に沿ってラメの入ったラインがあり、泳ぐとさりげなくキラキラ。エラの部分は少し赤め。強そうにも聞こえるし、儚げにも思える名前がまた素敵♪

メダカ飼育のプロは、スポーツのプロだった！

日曜日のみ営業、というのも気になるし、何やら壁に数々の賞状、メダルが…なんと店主さん、現役のスポーツ選手なんです！競技はウエイトリフティング。日曜日営業なのは今年いっぱいだそうで、今年、佐賀で行われる大会に向けてしっかりと集中し、万全の体勢で挑むためだそうです。そのほか、閉店後の16時以降は近くのジムでトレーナーもされているという多忙っぷりに驚き。

全く違う分野だな…と勝手に思っていましたが、「実は競技とメダカの飼育は、通ずるところは多いんです」とのこと。強く、たくましく成長していくための体づくりが重要であること、過ごす環境(練習に集中できる環境、水質状態など)が競技の成果や泳ぎに表れるところ…などなど。メダカも成長するためにタンパク質が大事なんだそうです。飼育となると手先の繊細な動きに注目しがちですが、それこそ水替えや水槽の移動など、力仕事も多いですよね。

外にもたくさんのメダカが。こちらは現段階で「育成中」です。外の環境にも慣れていて、季節の変わり目もたくましく乗り越えてくれそう！もともと趣味から始めたという店主さん。メダカの特性や育て方、新しいメンバーの迎え方…などなど、ぜひ気軽にご相談ください！

現在も我が家でメダカたちはすくすく成長中。近寄ると餌を期待して近寄ってくる、人懐こい姿も可愛いです。まだまだ試行錯誤なところはありますが…メダカの飼育、気になっている方はぜひ立ち寄ってみてください♪