仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

最近（2024年4月）の自分の記事を見返してみると、やれ昭和レトロだ、懐かしの雰囲気だと、ちょっとノスタルジックなことばかり書いている傾向が見えるような気がします。

オジサン特有の「聞かれてもいないのに勝手に昔語り」なんでしょうか。はたまた、スギ花粉や黄砂といった憎らしい敵はいるものの、ほんのりと温かく穏やかな気候。春・新年度という節目の季節ということもあり、抗アレルギー薬の影響でぼんやりとしながら、我が子の成長を菩薩のような目で眺めているからでしょうか。

ふとしたタイミングで、自身の来し方行く末に思いをはせ「思えば遠くへ来たもんだ」的な気持ちになることが多い季節なのかもしれませんねぇ。皆さんはどうですか？　出会いと別れの季節、春。なにやらノスタルジックでセンチメンタルな気持ちになりませんか？　…あ、なりませんか、そうですか。ならないなら、戸棚のお茶菓子でも食べながら読み飛ばしておいてくださいね。

ということで、今回お届けするのも、そんな気分のワタクシがお送りする「昭和」を感じさせてくれるお店のご紹介記事。もう、何と言いますか、店名からして直球ストレートど真ん中のラーメン店さんです。

はい。ご紹介するお店はこちらの「らーめん昭和屋　扇町店」さん。

ね。もう店名に「昭和」が入っていますから。平成でも、令和でもなく昭和。店名を聞いた瞬間、ワタクシのような昭和生まれオジサンはピクリと反応してしまいます。

ちなみに、昭和生まれの方に向けたお店ではないのであしからず。こちらのお店は多賀城市の人気ラーメン店「一品堂」さんを運営している有限会社ジェイ・エス・イー・ダイニングさんが手がけるお店。「らーめん昭和屋」としては、他にも直営店では市名坂に泉店さんがあります。

＜参考リンク：有限会社ジェイ・エス・イー・ダイニング公式HP＞

お店の場所は交通量の多い国道45号線沿い、梅田川にほど近い北側の扇町一丁目。「自家製麺」「替え玉100円（税別）」という看板やノボリを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

お一人様用のカウンター席からテーブル席、小上がり席がある店内。壁には貼られたレトロデザインのビールポスターが、どことなく「昭和」を感じさせてくれます。

さっそくカウンター席に着席し、恒例のメニュー表チェックです。

ラーメンは醤油に味噌、担々の3種類。他にも各種単品のトッピングやぎょうざ、そしてごはん物として、そぼろ御飯にライス。メニューに悩む人や欲張りさん用にセットもあるという盤石な布陣。

替え玉があるので、オーダー時に麺の大盛りを伝え忘れたとしても、後から替え玉を注文すれば万事解決。なんなら2玉。3玉とモリモリ食べることも可能。麺については太麺か細麺。スープはパイタン（白濁）のあっさり味か、背脂入りのこってり味から選ぶことができます。「昭和」と言いながら、実に今風なカスタマイズと麺マシができるシステムです。

オーダーを済ませ、メニュー表裏にあるお店からのメッセージを読みながら待機です。

ふむふむ。スープな豚・鶏に香味野菜。他にもラーメンの具材は全て店内仕込みの手作りとのこと。運営されている有限会社ジェイ・エス・イー・ダイニングさんのラーメンに対する情熱が感じられますねぇ。嗚呼、早く食べたい。

お店からのメッセージを読み、ソワソワして待っているとほどなくして着丼いたしました！

私が注文したのは、醤油ねぎらーめん（太麺、こってり）、そぼろ御飯カレー味です。実はこちらの昭和屋さん、個人的に何度かお邪魔していることもあり、この組み合わせが最近のお気に入りなんです。さっそくいただきましょう！

まずはラーメンのスープを一口ゴクリ。

じんわりと体に染み渡っていくような味です。こってりということで背脂を入れてもらっていますが、ベースとなっているスープはスッキリあっさりとした、それでいてコクを感じられる美味しさ。背脂の甘味と旨味を懐深く受け入れてくれています。おぉ、久しぶりに食べる昭和屋さんの味だ…とゴクゴク飲みつつ。

そして太麺でオーダーした麺はプリプリモッチリ。しっかりとした食べ応えがあり、美味しいスープと背脂をしっかりと口に運んできてくれます。

ラーメンをズルズルとすすり、ひとしきり満足したところで、そぼろ御飯カレー味もいただきましょう。

しっかりとパラパラになるまで味付けされた、そぼろ。これがご飯に合って美味しいんですよねぇ。

ノーマルなそぼろも美味しいんですが、意外としっかりしたスパイシーさが感じられるカレー味。これがまた美味しい。醤油ラーメンのスープをちょっとかけたりすると、カレーラーメン的な味わいになるのもいいんです。

嗚呼、美味しい組み合わせ。ラーメンとともにパクパクといただいていると、早くもラーメンの麺がなくなってしまいました。で、あれば…

…替え玉を注文してしまいました！

茹でたての麺を途中から追加できる。豚骨ラーメンのお店ではよく見かける形式ですが、「もっと食べたい」という気分の時にはありがたいサービスです。替え玉にのった海苔とネギも地味にありがたいではないですか。ビバ替え玉。

いざ、替え玉をラーメン丼に投入し後半戦の開幕です。

味変として卓上調味料のおろしニンニクと辛味噌も投入してみると、スープの表情が一変。ニンニクの旨味と香り、ピリリとした辛味噌の辛さが加わりました。新たな気持ちで2玉目もズルズル。

ということで、替え玉も堪能し、大満足＆大満腹のごちそうさまでした！

いかがだったでしょうか。「昭和」を店名に冠するも、替え玉にカスタマイズと今風な楽しみ方ができる「らーめん昭和屋　扇町店」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●らーめん昭和屋扇町店●
〒983-0034 宮城県仙台市宮城野区扇町１丁目８−２３