暮らしの基盤を整える!暮らしの脇役こそ適正量を意識しよう
慌ただしく年末年始は過ぎ、そろそろ日常が戻ってきた頃ではないでしょうか?新年に『今年こそ、暮らしを整えたい!』と目標にされている方も多いと思います。暮らしを整えるという事は、片付けや収納技だけではなく、物の持ち方や物との関わり方が大きく関わってきます。
今回ご紹介するのは、暮らしの脇役のようで、どうでもいい物に感じるのですが、実は、整った暮らしを作る基盤になっているようなアイテムです。また、そういった物ほど、数を日常的に意識していないと、増えすぎてしまったりするのです。
①タオル
案外暮らしの中でボリュームがあるのがタオルです。皆さんは何枚タオルを持っていますか?タオルと一言でいっても、バスタオルから、ハンドタオル、プール用のタオルや、キッチンタオルなどいろいろありますよね。それぞれで適正な枚数を決めるのがベストです。
ちなみに、バスタオルは我が家では1人2枚、4人家族で8枚持っています。
また注意してほしいのは、『今使っているタオル』だけでなく、新しく買っているのに使っていないタオル、古くなったけど一旦保管しているタオルなどを持っている人も多いです。そうなってくるとタオルの数は何倍にも増えてきます。
今を心地よく快適に使えるタオルだけを持つようにしてみて下さいね。
②靴下・タイツ
靴下やタイツ、パンスト類は何枚持っていますか?何枚持っているかなんて、数えたことがない...、という人も多いかと思います。私がご訪問しているお客様の中でも適当に持ちすぎていると感じるのが靴下やタイツです。とりあえずでどんどん増えて、ギュウギュウに詰め込んでいる。中には、破れていたり、靴下がペアになっていない、なんていう事もよくあります。お客様宅では靴下の神経衰弱をすることも(笑)
それくらいどうでもいい扱いをしがちなアイテムです。
でもよく考えてみて下さい。靴下やタイツも自分が身に着ける大切なアイテムです。
私の適正量は、タイツ4枚、パンスト3枚(今1枚のみ)、靴下(フットカバー3枚、通常丈3枚)、あったか室内履き2枚です。少なく管理したとしてもまあまあたくさんあります。
これくらいの分量ですと、収納スペースに困る事もなく収納できますよ。
③ハンカチ
ハンカチもついつい増えてしまいがちなアイテムです。そんなにボロボロになるものでもないため、替え時も分かりにくいですね。ハンカチも毎日の持ち歩きアイテムとして重要な物です。特に誰に見せる訳でもありませんが、自分のテンションが上がる、大切に思える物を使いたいな、と思います。
私の現在のハンカチの量は7枚です。
④パジャマ(部屋着)
パジャマや部屋着がやたら多い人もいます。普段着がよれよれになったら格下して部屋着にしている、という人も多いですよね。また、冬用のパジャマなんかはかなりかさばるのです。ふんわりもこもこ、あったかいパジャマは1つの引き出しに2セットくらいしか入らないです。かわいいパジャマ、気持ちよさそうなパジャマがたくさん売っているので、私もついつい欲しくなってしまうのですが、収納スペースが限られているので、グーッと我慢しています。
私の適正量は今は冬用パジャマ1枚、春・秋用2枚、夏用2枚を持っています。
あと1枚くらい欲しいところですが、スペースの事を考えるとやはり買えません‥。
⑤洗剤、シャンプーなどの日用品ストック
たくさんのお客様のご自宅にご訪問している中で、最ももったいないな、と感じるのが洗剤やシャンプー、ラップや袋などの日用品のストック類の量です。家中、ありとあらゆるところに、いろいろなストックが詰め込まれていては、本来そこにしまいたい物が収納できなくなってしまいます。同じ洗剤が何本もあったところで、生活は豊かになりませんし、心もうれしくはなりません。それどころか、どこを見ても洗剤だらけで、まるで家は倉庫のようになってしまいます。
1本あたりはそんなに大きくないと思われるのですが、例えば、洗剤の種類だけでも10種類あれば、そのストックを3本ずつもつと30本になります。
実際には、皆さん12本セットで買われたり、大容量サイズを複数本などとかなり驚くべき量をストックしています。同じ種類の洗剤を100本以上ストックしている人もいました。
私は基本的にはストックは持たないようにしていますが、適正量としては、使用頻度が高い物は1本、頻度が低い物はストック無しにしています。
今回は暮らしの脇役のように見えて、実は暮らしのベースを担っている物を中心に紹介してみました。ここで紹介した物は、無意識に増えてしまいやすく、案外こだわりが少ない物です。まずはこのような物の数をしっかり把握し、適正量をキープしてみるのがおすすめです。
(私の適正量を参考までに記載しましたが、適正量はライフスタイルや考え方によっても大きく異なります。)
もちろん、バッグや衣類の数を見直すことも非常に大切なのですが、自分が気に入って購入していたりすると、なかなか減らすのが難しい物でもあります。まずは自分が取り組みやすい物から適正量を決めていき、徐々に家の中の物の量を把握していけるようになると良いですね。